とよしげです。

入院期間中老若男女色んな方々と『がん友』になりました。

不思議なもので、知り合いががんや大病を患ったら、悲しい気持ちになるのに···

がんに罹ってる人と仲良くなると、なにより心強く感じる😊

病院で知り合った『Sさん』は、年齢や職歴家族構成など共通点があったので、より一層お互いの悩みを打ち明けることができました。

Sさんが退院したあと、定期的に連絡を取り合い、特に仕事（収入）のことなど情報交換をしていました。

久しぶりにSさんに電話した時のこと・・・

スマホから聞こえてくる声が、今まで以上にガラガラになっていたSさん

とよしげ以下と「どうしたんですか？」

Sさん「仕事でちょっと・・・」

と「仕事なにか見つかったんですか？」

Sさん「はい。知人の紹介で、テレアポをしています。健康食品の・・・」

と「

」　　「なんですと

」

Sさん「一日100～200件、電話して興味を持ってくれそうな人を探しています。」

と「攻めますね

」

ボクたちは喉頭がんの治療のため、声帯こそ残せたものの、放射線を当てたり、リンパを切除したりと、治療が終わった今でも発声が少し難しく、いい割合で噛んだりして言葉が出しづらい状態です。

ボクの場合はそれに加え、舌の一部を切除したものだから余計に・・・

仕事選びの中で人と積極的な会話をするものは、避けるものだと思っていました。

と「その声でテレアポしてて、お客さんに怒られたりしません

」

Sさん「怒られます、めちゃくちゃ怒られます・・・」

と「Sさん、その仕事、辞めましょ」

Sさん「ですよね・・・」

こうしてがん友Sさんの就職活動は振出しに戻りました

つたない文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

不定期ではありますが、これからも出来るだけ更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします

とよしげのmy Pick

『Sさんのお仕事探し』