最後までムリなく返せるローンを!




夢のマイホーム。最近はちょっと背伸びをして購入する例が増えているように思います。
ムリのないローンを組むことが、家計運営上、非常に重要になってきています






普段の個人相談の中でも、「私の場合はいくらまで借りられますか?」という質問をよく受けます。



もちろん、銀行がいくら貸してくれるのかということも、物件選びの際には重要なことですが、もっと重要なのが、「私がムリなく返せるのはいくら?」です。






これは、銀行や不動産会社の人に聞いても教えてもらえません。最後まで返しきることができるローンかどうか検証するのは、あなた自身。つまり自己責任なのです。



住宅購入でぎりぎりのローンを組んだがために、ローン返済に追われて子どもたちはディズニーランドも行ったことがない、というファミリーからの相談を受けたこともあります。



節約のためにあちこちの電球をはずしてあるマンションに住む方のお宅にお邪魔したこともあります。



「返せる額」を十分に検討し、本当の意味での夢のマイホームを手に入れたいものです。







ムリなく借りられるローン額






では、いくらの物件なら無理なく買えますか?



マイホームを購入すると、ローン返済以外にも、賃貸の時にかからなかった費用が生じます。



管理費、修繕積立金、固定資産税、一戸建てならリフォーム費用などですが、これが意外にかかります。



「ローン返済額が今までの賃料と同じだから大丈夫」などと甘く考えていると、購入後に重い負担となってのしかかります。



ムリのないローン返済額は、次式で計算しましょう。







ムリのないローン返済額

=現在の家賃・駐車場代

 +住宅購入のための貯蓄額(月割分)

 -維持費など





<維持費など>には次のようなものがあります。

①固定資産税・都市計画税

②管理費・修繕積立金(一戸建てもリフォーム用に準備を)

③駐車場・駐輪場代

④光熱費等の増加分(賃貸より広くなり、光熱費負担が増えるケースが多い)





ムリのないローン返済額は、将来、妻が仕事を辞める、子供があと1人生まれる予定、などという場合は、抑え目にしておく必要があります。



もちろんですが、子供の教育資金や車の買い替え資金、その他、中長期的に貯めなくてはいけない貯蓄の方も続けられることを確認してください。





ムリのないローン返済額と返済年数から、ムリのないローン額を計算します。





金利を低く想定すれば、もっと借りられる額は増えますが、試算をする際は、長期固定金利を目安にすると安心です。






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