最近観た映画の感想のようなもの。

 

『カミング・ホーム』

娘に認知症を疑われる老人の家に飛行物体が墜落、やがて隣人2人も巻きこみ…。

予算が足りず、内容も緩いスピルバーグみたいな作品かな。

でも、これはこれで面白い。

老いや人生についても、いろいろ思わせてくれるし。

コメディっぽいけど、感動もある。

意外とリアリティもあるかもだし。

何とも言えない、とぼけた感じが良い。

途中で彼女が歌いだすのもなかなか。

また、家族の話としても悪くない。

いろいろあっても、通信圏外ではないし。

なかなか変な話なんだけど、良かったです。

 

『PILOT ー人生のリフライトー』

人気のある男性パイロットがある事で職を失い、妹になりすまし再就職する。

韓国映画としては軽めのコメディ。

現実としてはありえないが、なかなか面白い作品でした。

そもそも女性に見えるか微妙な感じが、緩いコメディには丁度いい。

にもかかわらず、細かい部分は意外とリアル。

髭の伸び具合とかね。

行き過ぎたハラスメントに対する風刺みたいな要素もあるし。

でも全く重たい感じが無い。

寧ろ軽すぎるくらい。

笑いもNG集くらいの乗り。

それでも大丈夫という優しさが感じられます。

家族のキャラも良かった。

 

『1975年のケルン・コンサート』

ドイツのケルンに住む女子高生が突然ジャズミュージシャンからツアーのブッキングを任され…。

1975年のケルンで行われたキース・ジャレットのコンサートを実現させたヴェラ・ブランデスの実話をもとにした作品。

ジャズも詳しくないので1975年のコンサートも知らないけど、なかなか面白い作品でした。

というか、詳しくなくてもいいように当時のジャズの流れみたいなのも教えてくれる。

ただし作品そのものの構成はちょっと複雑で現在から過去へ、更に巻き戻ったり。

途中で主人公が変わったかのような場面もあります。

更にちょっとした講義みたいなのも入るし。

そういう感じのドキュメンタリー風な作品なのかもですけどね。

そして実話だから仕方ないでしょと言ったエピソードの山です。

なので、今とは違う時代を駆け抜けた女性の青春映画でもあります。

というか、そっちがメインなのかな。

歯科医のお父さんんと仲が悪いというだけにも思えますが。

とにかく、コンサートの舞台裏やミュージシャンの人物像などが覗き見れて良かったです。

ちょっと、とっ散らかった感じもあるけどね。

 

『鬼の花嫁』

妹が妖狐の花嫁である事から家族に虐げられていた姉が、鬼の一族の次期当主と出会い…。

クレハさんの小説が原作だそうですが読んでません。

あやかしと人間が共存する世界の話だそうです。

といっても妖術みたいなの使う以外は、あやかしという感じはないかな。

ただ古い和のテイストは感じられるました。

こういう漫画とかなら普通かもだけど。

内容的には和風シンデレラといった感じですね。

なので、これも目新しさはないです。

だからといって悪くもないんです。

いかにも少女漫画的な世界を、きっちり実写化してるし。

大阪府河内長野市の観心寺が使われているそうで、それも良いのかな。

重要文化財が作品の質を上げてる気がします。

そんなのもあり、和風ファンタジーな恋愛映画が好きなら良いと思いました。

描きおろし小説の読める入場者プレゼントもらいました。

 

ここまでは松竹と東京テアトルの株主優待での鑑賞。

 

『幕末ヒポクラテスたち』

西洋医学を学んだ村の蘭方医が漢方医と対立しながら村人を救おうと奮闘する。

幕末の医者たちの姿を描いた時代劇を試写会で。

基本的には軽めのコメディです。

それもかなり安っぽい。

新選組とか出てきて微妙に時代劇っぽくしてるのも必要なのか分からないし。

ただ役者さん達が悪くないので、それなりには観れる。

医学知識が日進月歩で時代遅れになってしまう感じの悲哀もユーモラスに描いている。

パンデミックで隔離とか今どきの話らしい展開も。

と思ったら、「ふんどし医者」っていうもとの話があるのか。

そちらは、1960年の作品らしいので先見の明はありますね。

とはいえ実話がベースなのかは疑問なような。

まあ現代医療につながる医者の物語としては普通ではあるかな。

で普通に終わるのかと思ったら現代へ。

何故と思って検索したら、京都府立医大創立150周年記念映画でした。

しかもOBの大森一樹監督の遺志を継いだ作品との事。

いろいろ納得。