フェラーリ、ハイパフォーマンスの系譜・・・
それはそもそも288GTOから始まり、その進化モデルであるF40、F50を介してエンツォ・フェラーリへと受け継がれ、新しいパフォーマンスモデルの存在は各所でニュースとして流れていた。そしてF70、F150という仮称がまことしやかに流れた中、ジュネーブで登場したそのクルマには「ラ・フェラーリ」の名前が誇らしげに名乗られるのであった。



エンジンは6.3リッターV12、800馬力にマニエッティ・マレリと共同開発した「HY-KERS」を採用、これにより163馬力プラスされてトータル963馬力、最高速350キロ以上、0-100Km加速3秒以内、0-300加速が実に15秒以内という脅威の性能を保持している。

アクティブエアロシステムが盛り込まれており、最適な空力による路面ホールドを実現しており、フェラーリのテストコース「フィオラーノ」ではエンツォ・フェラーリよりも5秒速く、最新のF12ベルリネッタを3秒も速くラップする1分20秒以下のタイムをたたき出している。

ご多分にもれず、499台の限定生産であるが、すでに予約で埋まっている模様で、このクルマのステアリングを握る幸運なオーナーはどのような満面の笑みを得られるのか?大いに気になるところである。