病院で孫たちと私で義理父の体を清め、自宅へと帰って来ました。
仮通夜の日、この日だけは家族で過ごしたいと親戚には帰ってもらい
横たわる義理父の横で、思い出話に花を咲かせました。
義理兄 「そういえば、おやじなんか書いてたなぁ?」
だんな 「たしかここに・・・」
押入れから、大きめの箱に入ったノートと封筒が出てきました。
最初のページには、遺言と思われる内容が書かれてあり、
パラパラとめくっていくと最後のページには
家族1人1人に書かれたメッセージがありました。
家族を大事に思ってくれてた義理父らしい言葉
「 みんなで仲良く暮らしてください。」
と最後に締めくくってありました。
葬儀はたくさんの花に囲まれて、お別れに来て下さった方も
300人を超し、みんなに悔やまれながら旅立っていきました。
なんの趣味もなく仕事一筋だった義理父。
仕事も引退し、これから楽しく過ごそうとしていた矢先の 「旅立ち」
義理父の戒名には 「 楽 」 という言葉を使ってもらいました。
これからは、楽してね~ 苦しい思いをせず楽しくすごしてね~ という
子供たちからの思いをこめて・・・・
おしまい。