遡る(さかのぼる)事、半年前、鹿鳴館内が異様に、ざわついております。
実は、雪乃お嬢様は、二日前からこの鹿鳴館の夜会に、そして百合様は、今日始めてこの夜会に、「あの新顔の美しい女性二人は誰だ‼‼まるで瓜二つではないか⁉」
「本当だ‼本当だ‼」 鹿鳴館内は、大騒ぎになったので御座います。
すると、与七が 「これは一体❗何故?」
「与七一体❗過去に何が有ったの?言って御覧なさい。」
「いいえ、それは言えません。御許し下さいませ😰😢」
「ええい❗未来の当主に無礼な‼‼許さん❗申せ 申せ😠😠💢💢💢」 余りのけんまくに、与七も等々白状したので御座います。
遠い平安京の昔から双子は、(一度に複数の子を産む為、畜生腹 不吉な子として片方を、母親や産婆が、生まれてすぐに殺す事も多かったそうです。又村からも白い目で見られ、凄い差別を受けていたのです。偉人の中には、ヤマトタケルや徳川家康の御子等、その生涯は波乱に満ちたものでした。)非常に忌み嫌われ、貰い子に出したり、捨てたり、死産した事にして残酷に殺してしまう例も有ったので御座います。
江戸時代は特に、男女の双子を忌み嫌っていたので御座います。(心中した男女の生まれ変わりと非常に忌み嫌われた、この場合女の子が、殺された)😨😨❗

御二人様も明治初等に、御生まれの為、まだその風習が、色濃く残っている時代だったので御座います。
その為、生まれたばかりの百合様を、御両親様が、捨てて来るようにと番頭頭に、ですが⁉生まれて間も無い赤子を、どうしても捨てる事が出来ず、😥御子の授からない田沼様に、貰われて行ったので御座います。
そして、見えない糸に手繰り寄せられるように御二人は、出会ったので御座います。
そして百合様が、度々(たびたび)御両親に御会いしている事は、こんな狭い田舎町、すぐに評判に❗❗❗但し雪乃お嬢様が、御帰還されているものだとばかり勘違いを⁉
その為、結納の儀も交わした後(のち)の事、婿殿正男様が、御帰還されるたびに、陰から様子を伺っていたので御座います。そして百合様を、雪乃お嬢様と思って、湖から助け出したので御座います。
ですが⁉百合様の方が、正男様を好きになってしまったので御座います。
そして御両親と正男様も、入れ代わった百合様に、気が付かずに、祝言を挙げたので御座います。

何でも話せる間柄の、雪乃お嬢様と百合様にとって、義父の善吉殿から受けた傷は想像を遥かに超え、いつしか二人の間には、あの憎い義父に何とか復讐したい😠😠💢💢❗❗❗強い運命共同体で、結ばれていったので御座います。
そしてマーク外相に、御相談なさったので御座います。
「通訳として活躍している!大切な百合様を、忌み子と罵倒した揚げ句、強姦して湖に投げ込んで殺そうとする等、到底許せない😠😠💢💢💢」 そして領事裁判権を行使なさったので御座います。
又何故?マーク外相が、一見冷たい、只のわがまま小娘のように映る百合様を、ここまでなさるかと申しますと⁉百合様も、人一倍のご苦労をなさっている身、人間の裏表を、嫌と言う程見て来られた御方❗❗人を見る目に長けていらっしゃるので御座います。
そして裏切られ続けた人生に、一筋の光を与えて下さった外相様に、恩返しがしたい一心で、日本の腹黒い狸政治家達の動向を、粒さに影になり日向になり、御教えなさっていたので御座います。
ギブアンドテイクの関係なので御座います。
三年の後(のち) 「雪乃さん?その襟足のアザは、ひょっとして⁉百合?よくも私を騙してくれたな💢💢許さん💢許さん💢💢💢不吉な娘のお前など、親でも子でも無い!!!さっさと出て行かぬか😠😠災いの元だ❗雪乃は何処に⁉言わぬか😠😠💢💢💢」 襟足のおしろいが、剥げてしまい大変な事に‼‼
又雪乃お嬢様が、百合様に入れ代わり、公家華族公爵様に御輿入れの際には、あんな鬼のような御母上様でも、お役目を立派に御果たしなさったので御座います。あの筑豊の御両親が⁉
そして全て白日の元に❗❗❗
正男殿にも知られておしまいに…ですが正男殿は、今、目の前の百合様を愛しておいでの為、百合でも雪乃でも⁉さした問題では無いので御座います。
又母上様は、婿殿にも非常に厳しく、婿殿も母上様には、辟易(へきえき)としていたので御座います。
その揚げ句に、これだけ頑張っているにも関わらず 「お前達等出て行け‼‼」 と悪態の限り⁉これだけの田畑、膨大な資産を、みすみす逃す訳には❗❗❗❗❗
「何が忌み子だ😠何が災いがだ😠許さん😠許さん😠😠😠❗殺してしまえ‼‼😠😠💢💢💢」
(欧米諸国は領事裁判権を振りかざし、弱小国に、やりたい放題だったのです。その為の不平等条約改正に紛争)

おわり
尚現在は、双子は可愛いの代名詞のように良いイメージが強く❗❗❗💝可愛い💝と持て囃されているのです。









