年明けすぐは音楽ばかり聴いていた気がする。
その時にふと「わぁ!私には何にもない!」と思った。深淵を覗いて「いやぁこれは深いっすね〜」と笑える余裕なんて無かった。
このままじゃダメだ、なんとかしなくちゃダメだ。1人で本を読んで1人で映画を見て1人で消化することに飽きたんだ、そうだきっとそうに違いない!と思った。そういう理由付けが1月の私には必要だった。
そこからの切り替えは早く、特に上半期のエネルギーは凄まじかった。
Noteに読書感想文を投稿して読書会に参加し、セルフカットを封印して美容室へ行き、一人旅をした。ネットの友達を作り、インビザライン矯正まで始めた。
対面やネットで愚痴や相談を聞き、何でもないと思っていたことを褒められたり、ブロックしたりされたり、共感したりされたりして、色んな人の価値観を吸収しようとした。
ミスチルの桜井さんは改めて凄い。出会った人々はみんな病んでるし、必死で生きてた。
とにかく新しい人との交流を心掛け、知らない街を見て、外へと視野を広げた一年だった。
今日で2025年が終わる。
そして音楽を聴きながらふと、疲れたなぁ〜と思った。悲観的な意味ではなく、事実として着地した感覚だ。
舞台「ロールシャッハ」で小林賢太郎が生み出したこの台詞は、いつだって私の座右の銘である。
なのに、いつも忘れてしまう。私は今年もキャビアを目指し、本質を見失ってもがき疲れた。
私には何もない、わけではきっとない。
弱い自分も良しと許容すること、偽りない自分を大切に扱うこと、それを私自身が信じてあげること。1人で本を読んで1人で映画を見て1人で消化するのも素敵やん。そう思った大晦日に、ようやっと孵化の合図。
その視点に辿り着くことが出来た自分を、明日に持っていこう。
繰り返し、繰り返し。
今年もお疲れさま。よく頑張った。