昼飯→アボカドサラダ、ハムカツ、えんがわユッケ
夜飯→海老カツ、サラダ、刺身、チキン
飲物→黒酢ジュース、水、梅昆布茶、黒ホッピー、プレミアムモルツ、十六茶
どん。
素直でよろしい。
長年楽しみにしていた、いわゆる「テストの珍回答」的なものに近いわけだが、今後さらに長女が成長していけば、よりエクセレントな珍回答がたくさん飛び出てくるのだろう。
100点なんぞとらなくてイイ。
パパをもっと楽しませておくれ(笑)。
最低か!
モグるーーー。
納豆とめかぶを瞬食。
朝から活動する予定だったのだが、子どもらがいない日曜日なんぞ久々過ぎて思わず爆睡。
11時くらいに起きてドタドタと準備して出発。
池袋のとある大衆酒場にて、アボカドとエビのサラダ、えんがわユッケ、ハムカツ。
何かと野暮用を済ませてから遅めのお昼と称しつつ、もちろんアルコールも摂取する。
その後は酸素カプセルで癒しを注入してから、毎年一度の楽しみ、ひとり映画へ……。
父の日ってのが、また時間をプレゼントしてくれたかのようでイイね!
どどん。
今回は好奇心いっぱいの肉食女子大生に扮しているのだが、、、、。
どどん。
はい、あまりの可愛さにオッサンは翻弄されすぎた。
とはいえ、面白いのが、今回初めてウディ映画にキャスティングされたホアキン・フェニックス演じる哲学科の教授は、最愛の妻に裏切られ(親友に寝取られたという設定)、生きる活力を失っており、学内一の美女からのそんな誘惑にも一線を踏み越えずにあくまでも友人という一定の距離感を保ったまま接するわけで、それがさらに彼女に火をつけたのか、完全に見た目オッサンなのに猛烈アタックして行くエマ・ストーンの姿が、やっぱりラブリー過ぎるのである。
と、いきなり唐突に物語の概略に触れてしまったが、毎度毎度のことだけれども一応おことわりしておくと、私、ウディ・アレン監督の大のファンであり、ほぼDVDは収集済み。
御年81歳になるというにもかかわらず、毎年1本必ず映画を撮るというスタンスは、仕事というよりも完全にライフワークで、だいたい6月あたりになると劇場公開されることから、この月だけはどうにか時間をとって無理矢理にでもウディワールドにどっぷり浸からせて頂くことにしているのだ。
毎年一回のシネマプレゼント。
しかも内容が毎回素敵なもんで、こんなにロマンティックなプレゼントはなかなかどうしてないだろう。
どん。
先ほど、ちょっとしたあらすじは記したが、もう少し詳しく説明しておくと、「人生の無意味さ」的なものにとらわれ自暴自棄になっている教授が、新たな大学へと赴任してくる。常にシングルモルトを携えてアルコールを呑んでいないと自分を保てないような状態の彼だが、そんな彼に魅かれていくのかラブリーベイベーなエマ・ストーン演じるジル。彼女はイケメンの彼氏がいるにもかかわらず、「ひとりに絞りきれない」と堂々と二股宣言をして教授に近づいていく。一方、自暴自棄な教授はモテモテで、同じ大学教授の人妻からも誘惑される。けれども教授、ザ・ED! そう、もはや彼には人生の楽しみがひとつも残されておらず、評価の高い自分の論文についてもどーでもよく、何か希望は見い出したいが、それもできずにむしろ「死」について夢想すらするようになっていたのである。ジルに呼ばれたパーティーで酔ってロシアンルーレットやったりね! そんなダークサイドな彼に魅かれて行くジルは、自分ならば彼を変えることができるのでは⁉︎ と思い込み、あらゆるアプローチを仕掛けていくも、仲良くはなっているけれども最後の一線は超えてこない彼にヤキモキ。それでも、とある喫茶店で聞こえてきた隣の席の悲劇的な会話から、突如教授にナニかが降りてくる。そう、隣で会話していた哀れな人妻のために、赤の他人の自分が人妻にとって邪魔な存在を消すという完全犯罪をやってのけようと決断するのである。それこそが、自分の人生の意味だと言わんばかりに。妄想殺人にとらわれる教授と、妄想恋愛にとらわれるジル。2人はすれ違いながらも、目標を見つけた教授のハイテンション展開からひとつに結ばれる。けれども教授の殺人計画は水面下で進められており……。
説明、長え!
はい。
そんなわけで、ネタバレしても仕方ないので結末は語らないけれども、今回も哲学的な要素がてんこ盛りだった。
ドストエフスキーの罪と罰な香り漂うというか、ウディ版の罪と罰なのかもしれないとすら思える作品で、後ろ向きなテーマとしては「人生に意味はあるのか?」であり、前向きなテーマは「考えてないで行動しろ」ということか。
いずれにせよ、主人公の2人は常に自分の承認欲求、存在意義を認めて欲しいがゆえの思考で行動し、教授は名誉殺人とすら言えるような妄想で自らの欲求を満たし、ジルは自分だからこそ彼を変えられたと錯覚することで欲求が満たされて行く。
そして、それを愛だと勘違いするわけで、互いにズレた感覚で愛し合う姿が滑稽でありつつも、儚く、そして美しかったりもする。
幻想、幻想。
時には薬よりも幻想が効く。
といった名言が飛び出したのも、ウディ映画の恋のロンドン狂想曲だったような気がするが、まさに恋は幻想、教授のおかしな妄想殺人は、恋愛哲学的なものがふんだんに詰まった作品であった。
さて、長い。
ウディ映画を語りだすと止まらなくなるのは仕方がないことなので、ここはマルッとスルーして頂いて、今回、まさに今の日本の風潮にふさわしいような名言もあったので、最後にドドンとしておこうかと思う。
哲学教授の悟り的な一言をどうぞ!
「人生がむなしいから、人はゴシップをつくりだす」
センテンススプリーーング!
って、もう古いか(笑)。
どーーーーん。