毒親とは、なんだろうか。自分の思い通りにいかないと怒る親?過干渉の親?子供の人格を否定する親のことだろうか?そうであれば、私の親は確実に毒親であった。しかし、彼らは自分達の教育は正しく、親の言う事は常に正しく、反抗する娘は、常に間違っていると否定していた。

彼らの価値観は、少し古く、妻は夫を立て、亭主関白な父は、常に仕事をしており子供達を黙らせる為に殴る事はするが、遊ぶ事は無い、愛のない家庭であった。また、長男教の要素も含まれた家庭であった。しかし、彼らは、娘の私にとってこの愛のない家庭をそうあるべきだと信じており、またそれが1番正しいと疑わないのであった。

この様な家庭にありがちな価値観は、子供は親の所有物であるという考え方である。子供の権利が叫ばれ始めた昨今であっても、彼らの耳には届かない。また、届いても理解出来ないのである。娘など言語道断である。価値のないサンドバックであった。この様な価値観の家庭で育った子供はどうなるのであろうか。

顔色を常に伺う子供?家庭で与えられていない愛を外で求める子供?ワガママで自己中な子供?自己肯定感の低い子供?学力の低い子供?

親からの愛とは何なのか?仮に、親から愛を与えられていなくても子供は育ち、社会性を育み、円滑なコミュニケーションを取る人間に育つ事は可能である。実際、私は所謂愛のない家庭に育ったが、全く気にもせずエリートコースを進んでいった女性を知っている。かなり、特殊であり能力も高く、またかなり冷めた性格であったが。

彼ら毒親の自分達の愛は、正しいといった一貫した姿勢によって、たまに私は愛されていたのか?と疑問になる。ならば、受けて側にも問題がありそうである。しかしながら、もう30も後半になる私は、彼らから言われた言葉や冷たい態度を今でも思い出し、鬱になる事がある。愛されていただなんて、死んでも認めたくないのである。暗い10代後半から20代後半まで。ほとんど記憶がない。だいたいこの辺りで気付いた。


あっ、私愛されてないわ。ただ、母親のサンドバッグになってただけやったわ。弟さえ守れたらそれでよかったんや。うちの親、毒親やわ。


このトラウマが、今でも消えないのである。