始まりは、ある「素朴な疑問」からでした

みなさんは、こんな経験はありませんか? 「あるお店のコーヒーはブラックでスッと飲めるのに、別のお店では砂糖やミルクを入れないと美味しくない……」

私が若かりし頃、コーヒーに興味を持ったきっかけは、まさにこの「差」でした。

美味しく飲めるお店でも、別の銘柄を注文すると急に「砂糖やフレッシュでごまかさないと飲めない味」になることがある。 「一体、何が違うんだろう?」 そんな疑問を抱き、調べ始めたのが私のコーヒー人生のスタートでした。

辿り着いた答えは「鮮度」

調べ続けてようやく辿り着いた答え。それは、銘柄の違い以上に**「コーヒー豆の鮮度」**が美味しさを大きく左右しているという事実でした。

しかし、今から30年以上前。 当時、私が理想とする「鮮度の良い、本当に美味しい豆」は、一般の市場にはほとんど流通していませんでした。

「自分が心から飲みたいと思えるコーヒー豆が、どこにも売っていない。それなら、自分で作るしかない」

その一心で、コーヒー業界での経験が全くない状態から、副業としてコーヒー豆の販売をスタートさせたのです。

未経験だからこそ、守り抜けたもの

業界の常識に染まっていなかったことが、逆に良かったのかもしれません。 私は一貫して「一人の消費者として、自分が買いたいと思うかどうか」という基準だけで突き進んできました。

右も左もわからない中での挑戦でしたが、利益や効率よりも「自分が納得できる味」を追求し続け、気づけば30年という月日が流れていました。

これからも、初心を忘れずに

30年経った今も、私の想いは変わりません。 「ブラックで飲んだ時に、ごまかしのない美味しさを感じられる豆を届けたい」

これからも初心をブレさせることなく、私自身が「これこそ買いたい!」と胸を張れるコーヒー豆を作り続けていきたいと思います。