こんばんは。

たわまんちゃんです。

かなりブログをさぼってましたが、今日はタイトルの話をしていきます。


その日は事故物件野郎の誕生日だった。

その年のプレゼントはコンラッド東京宿泊をプレゼント。

結構良い部屋だったので、まぁそれに比重してお値段も高め。低収入女にはキツイ出費だったけど、まぁ自分も泊まれるし…たまにの贅沢だから良いかと腹をくくる。


やはりコンラッドだけあって、とってもラグジュアリーな空間とサービス。

泊まって良かったな、良い誕生日を過ごせたと思ってもらえたなら、このお金も貴重な使い方だな!と自己満足。


実際彼も満足していた。

レインボーブリッジを見ながらのおせっせは最高だぜ。コンラッド東京にも低収入女ブリッジかましてやったわ。


チェックアウト後、ルンルン気分でこのあと千疋屋でパフェ食べよっか♪と話していたら、どうやら日テレのショップに行きたいと奴が言い出した。


おめぇ45すぎて日テレグッズとはカワイイ趣味だな〜!と余裕ぶっこいていたのだが、カゴに入れている商品にだんだんと違和感を感じてきた。


カゴに入れているのは、そらジローのぬいぐるみやそらジローの靴下。しかもその靴下は子どもサイズ。


私「ねぇ、これなんで買ってるの?」


彼「あ〜、兄の子供が好きだから買ってるの」


そっかぁ。なるほど〜兄貴ね。中学生のはずだけど、まぁ好きなものは年齢関係ないもんね。


そんなこんなでカゴいっぱいに爆買いして会計へ。


会計したものは郵送するようだ。


私がそばで見ていると、ちょっとあっちに行ってろとのこと。

住所見られたくないのかな?特に何も感じずそばを離れる。


…………暇だ。戻るか。


この判断が私を地獄へ落とすことになる。


一生懸命住所を書いている彼。気づかれないように後ろから覗き込んだ。


そしたら、住所がおかしい。

宛名もおかしい。


兄貴は千葉住みのはずなのに、送り先は栃木県。

宛名は、知らない女性の名前。


……ねぇ、あなたは誰に送っているの?



一瞬で察しがついた。

これきっと、元嫁だ。


そらジローは、元嫁との子どもへのプレゼントだ。


………何も悪いことはないじゃないか。

子どもにプレゼントを送るのは親として何も間違えていない。


でも、でも。


この気持ちはなんだろう。

足元が崩れるような、この気持ちはなんだろう。


誕生日を祝って、浮かれた気分が一気に沈む。

そんなこと、私の目の前でしないでよ。

元嫁との子どもへのプレゼント選びは、私がいないところでしてよ。


居ても立っても居られなくなってその場から逃げた。


ショップの前で、泣くのを必死にこらえる。


会計を済ませた彼。


思わず、子どもへ送ってたんだね。と、今言ってはいけないであろう言葉が口から出てしまった。


ここでこの悲しみに寄り添う言葉が返ってきたならまだ良かった。でも、


彼「は?それを言うのは無しでしょ?ていうかそれ今言われたくないんだけど。こっちの気持ちわからないでしょ?」


逆ギレ。

思わず泣き出す私。


彼「ハァ…やめてよほんと」


私「…ごめん。もう言わないから。ごめん」


私が悪いのか?全部私が我慢すればいいのか?正解がわからない。

ニコニコして受け入れる女にはなれなかった。だって、今日2人で幸せな時間を過ごしていたのに。

もうその日は彼と一緒にはいられなかった。


誕生日という特別な日を過ごしても、子どもへの気持ちが強いということを思い知らされた。

敵いようのない相手への嫉妬心が募る。


子どもへ嫉妬するような自分が嫌になった。

自分を愛せないような関係性の彼に、将来を見出せなくなってきた。


振り返ると、別れを決意したのはこれが決め手だったように思う。


なので今でもそらジローを見るたびに、ほんのり邪悪な気持ちが芽生えます。


続きます。