反抗を繰り返すしながらも
時間は確実に過ぎて中学を卒業して
私立の女子高に通うことになった。
同じ中学から同じ高校に行く友達も数人いた。
今までは教室に男子もいたのに女子だけの教室。
それは新鮮で楽しかった。
授業中に後ろの席から小さく たたんだ手紙が渡された。
中を開けて読むと
「次の授業、一緒に サボらへん?」
そんな事が書いてあった。
ワクワクして
「いいよ」
私は そう言った。
学校を抜け出しサボる授業。
姫路のみゆき通りで慣れない化粧をして はしゃぐ二人。
仲良くなるのに時間なんて要らなかった。
そして また抜け出した学校。
その先で出逢った人・・・橋本幸一(ユキ)。
これから大スキになる男性だった。
サユリが連れて行ってくれた広場に他にも男子がいた。
サユリの彼氏も初めて紹介してもらった。
楽しい時間の帰り、追いかけて来てくれて送ってくれたのがユキだった。
バリバリと音をたてて走る原付。
「俺の後ろに乗せたる。特等席やで」
少し照れたように笑ったユキの事…今でも覚えているよ。
施設の近くで
(私)「止まって。ここでイイ。送ってくれて ありがとう」
(ユキ)「暗いし家まで送るで」
(私)「イイ。親うるさいし」
大きなウソ。サユリにも話してない事で
家が施設とは とても言えなかった。
(ユキ)「なぁサチ、明日も迎えに行っていい?一緒に帰りたい」
何だか恥ずかしくて
(私)「ユキが どうしてもって言うなら別にエエよ。じゃあね」
走って帰った。本当は嬉しくて部屋に帰ると「やったぁ」っと叫んでいた。