うれしい出来事♪
ずいぶんとサボっていてすみません。
じつは一昨年、私共に こんな製作依頼がありました。
大理石を薄くして両面をピカピカに磨いて欲しい。 厚みも指定がありました。
どのような用途にご使用されるのかを問い合わせると・・・・
<さらに加工をしてパズルを製作したい> との事でした。
・・・正直・・・?????と思いました。
仕事柄、素材が硬いので私も頭が固く、この素材ではムリだと思いました。
一応 お客様に私の考えをお伝えしてみると・・・
<私のイメージでは完成しています。> とお返事があり、 偏屈な私は <ならば頑張ってください>
としか言えず、とりあえずご注文をいただき、製作し、納品させていただきました。
それから時間が経ち、このことはすっかり記憶から消えていました。
そうした今年の7月某日、 メールが1通届きました。
<ご記憶がありますでしょうか?
一昨年、両面磨きの大理石をお願いした○○です。
その後、かなり時間が経ってしまいましたが、
お陰様で、
この春に、添付のパズルを製作しました。
「ビアンコカカラ」と「マロンブラウンダーク」のそれぞれで作成してみました。
とっても良いできばえです。
このパズルは、この8月に米国で開催されるパズル関係の会で発表いたします。
両面磨きの大理石版が見つからずに苦労したことを思い出してます。
その節は、対応していただいて本当に助かりました。
期待した通りの作品に仕上がって満足しております。 ありがとうございました!>
と うれしいメールと共に写真が届きました。
私の仕事も大きな括りではパズルの様なものですが図面をかいて1/1の寸法で造るものなので
実際のパズルとは遠いモノでした。
写真を見る限り、加工にご苦労をされ、いろいろ大変だったであろうと想像できるものです。
ここは せっかく出品されるのならば頑張って欲しいと思いましてメールを返信いたしました。
そして・・・・この盆休み明けに連絡をいただきました。
<この8月、米国ワシントンDCで開催されたパズルの会に参加してきました。
そして、両面を磨いて頂いた大理石で製作したパズルですが、
今年の「パズルデザインコンペティション」に出品いたしました。
今回のコンテストでは、
全部で80個の新しいパズルがエントリーされていたのですが、
お陰様で、この私のパズル(Heptagon 48)が受賞することが出来ました。
ばんざ~い!!やった~っというところで、ホントに嬉しかったです。>
というメール!
私は自分が受賞したくらいうれしかったです。
私共は実際には大したモノを作ったわけではありません。普段作っているものなのですが・・
この作品は 私共に欠けていた 発想の転換 と 素材を有効に使う という事を思い出させてくれました。
大変勉強になりました。
今後も既成概念にとらわれず精進してまいります。
以下のページを是非ご覧になってください。(英文ですが・・)
エントリーされた全作品がご覧になれます。
遅くなりましたが 新井様 受賞おめでとうございます。!!
http://www.puzzleworld.org/DesignCompetition/