今、誰かの心無い事で傷つき、ひとりぼっちで頑張り続けている君へ。
死にたいと毎日思いながら学校へ行く君へ。
暴言や暴力を周りから受けている君へ。
蔑まれ、嫌がられて無価値な存在なんだと思われ、思うあなたへ。

心に障害を抱えながら生きている君へ。
毎日誰かに怯えて恐怖と絶望の中でさまよい続けている君へ。

あなたは今、一人で悶々と孤独と葛藤しているのではないだろうか…
君が今の現実から逃げたなら
人生は終わったと自分は思ってしまうだろう

逃げるのは恥ずかしい事ではない。
あなたが悪いわけではない。
その事に悔いる必要もない。

君は負けたわけでもないからだ。
辛いことや嫌な事が起きて、
誰にも知られたくないと
一人きりで、悶々と抱え込んで
答えにたどり着くのは難しいだろう。

貴方の1年先は、どうだろうか?
10年後、30年後の自分はどうなっているだろうか?

変わらない人生はありえない。
常に変化していく。時間とともに解決する。

死んで逃げるのではなく、
生きて逃げなさい。あなたは1人ではないからだ。

私がいる。私達がいる。味方ならいくらでもいるよ。

私の事を少し話そうか。

私はざっと言って、人から大勢からイジメや蔑み嫌われ、馬鹿にされ、飽きられ、
後ろから押し倒されたり、石でぶつけられたり、ジロジロと視線を集められ、
悪口や悪い噂を広められ、
それがひとり歩きして、私は悪者として
扱われた者だ。

不登校、引きこもりはもちろん
親と親戚から
人として見られた事は1度もなかった。

化け物と呼ばれた事もある。

私は一人で黙々耐えて生きた。
友達も知人も離れた。

言葉を失い、感情表現もなくなり
笑わなくなった。

それでも私は生きられた。1人が私に言った。

私だったら無理、絶対無理。

じゃあ生きている私はなんなんだと思った事を今でも覚えている。

私は1人だった。だが…私には
たくさんの味方があった。

それは例えば、本という友人。
自分には好きな事があった。
絵を描き、漫画を描き、ポエムに
今はアクセサリーを作っている。

それは最近やっと余裕が出てきた。
40代になってようやく。

人と喋り始める練習も自分にとっては
今だから出来ること。


人生は、辛いことを我慢することでは
解決しないことも数多くある。
だからこそ、君たちへ言いたいのだ。

今嫌なら死ぬほど辛いなら、
逃げる事を進める。逃げるとは
決して負ける事だけではない。
むしろ勝利への近道であるかもしれない。

今の時代は、味方が多い時代だ。
私の生まれた時よりずっと恵まれている時代だと思う。

闇の中だけではなく、光はある。
必ず見つかる。
何十年かかってもいい。生き続ければ
分かる。

私がそうだからだ。君の体験は貴重だからだ。だれも経験できない。
そして、痛みを知れば知るほど
人に優しくできる。優しい人になれる。


私は優しい人が好きだ。温かい人が好きだ。
愛しい君へ。この言葉を贈る。
優しい人は人から感謝される。無心に。

私は君が生きてくれた事がうれしい。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。