7月の福祉用具研究会の取り組み内容をご報告します。

今回は、各ご入居者様の食事の姿勢について考えました。

 

食事を摂る事は、大きな楽しみの一つであり、美味しい物を好きな場所で好きな人と食べる事で幸福感が得られます。

その為には、食事の姿勢も非常に重要になってきます。

 

上の写真のように椅子にのけぞり、両足が床についていない状態だと、非常に食べ辛く、食べこぼしも多くなります。

食べこぼすからといってエプロンは着けたいでしょうか?

又、無理な姿勢で食べる事で、誤嚥性肺炎にもなりやすくなります。

 

 

 

上の写真の場合だと、床に両足がつき、足を後ろに引く事で、前傾姿勢を保持しやすくなります。

その姿勢をとる事により、食事が食べやすくなり、食べこぼしも少なくなります。

その為、椅子や机を選ぶ際に、椅子や机の高さをその方の座高や座幅に合わせて選ぶ必要があります。

 

各ご入居者様の姿勢をもう一度見直し、日々の食事をより楽しんで頂けるような姿勢の見直しという取り組みを8月~行っていきます。

また経過、結果をご報告させて頂きます。

                                福祉用具研究会 リーダー 増田 卓也