京劇は上海で、2-3回見ました。素晴らしい演技で、歌舞伎より、面白いです。

一方、京劇もどきというと、失礼ですが、庶民文化という、京劇や街の市民文化は阻止されて、ほとんど復元できない環境になりました。その原因は、ビジネスです。再開発というと、街全体を団地化する。町民も、団地の1-2件を無料で手に入るから大賛成ということで、その中で、市民文化用具の保管場所がなくなり、市民が集まるという法制上での違反システムで,老体と若者の給料の差があります。

日本では、良い意味での青年会があります。

町会は、日本では行政の援助があっても、独立した運用です。

中国では、町会は行政と独立していない。

その面で、京劇等の庶民文化は維持されていないようです。

この10年ぐらいは、そのような、ちんちんどんどんという祭りはなくなりました。

宗教というものは復元されている。ビジネスとしてです。街角で、線香を捧げる場所は空間的に存在する。ただ、市民が線香を燃やすだけの場所であって、祭りをする集まりはありません。

10年前まで、先祖を祭るということで、京劇芝居がありましたが、これも、なくなったようです。

若者は、中国の伝統行事を知らないようです。見た経験がないのです。公園で、踊っている女性を見て、中国文化と考えるのは間違いです。(中国の方は、日本人より音楽感覚は良いでしょう。)