先日参加した学習会でお聞きした話。

 「子どもがいじめにあっているようで、朝、登校を渋ることが多い。担任にも相談したがはっきりとした対応が見られない・・・。」という内容のことを保護者から聞き、さっそく教頭先生に確認していただいたそうだ。教頭が担任に確認したところ、返ってきた返事は、「本人に聞いてみたら、家庭内の揉め事が原因のようですよ・・・。」とのこと。詳しく聞いてみると、何日か前に、ご夫婦で大喧嘩をされ、子どもの心に「もしかして、学校から帰ったら、お母さんが家から消えているかもしれない・・・。」という不安があって、なかなか母親のもとを離れたがらないというのが事実だったようだ。クラスでは友達と元気に活動しているということだった。

 実際わが家でも、嫁姑のいさかいが絶えなかった頃、上の娘が不登校になったことがある。そのとき何の前触れもなく、私の頭にうかんだのは、母親を守りたいと思う娘の心だった。(実際は、行かないことで母親はなおさら姑に責められたりするので、本人の思いとやっていることは逆効果だったりしたのだが・・・。)

 今さらながらに、家庭をととのえることの大切さをここでも教えていただいた。