TOUR RECORD オーナーの伊禮門 悟です。


今日からこのブログで、TOUR RECORDのこと、ものづくりのこと、そして私自身が大切にしている考えを少しずつ書いていこうと思います。

最初なので、まずは
「なぜTOUR RECORDを始めたのか」
について書きます。

TOUR RECORDとは私のファッションブランド。
レザー小物から始めたブランドです。

私は、ただ「高価なもの」を作りたいわけではありません。

ブランドを始めるにあたって考えたのは、

本当に価値のあるものとは何だろう。

ということでした。

美しい革。

職人の技術。

時間をかけた縫製。

もちろん、それらはとても大切です。

でも、それだけでは私が作りたいものにはならない。

私が惹かれるのは、その背景にある「記録」です。

革に残った傷やシワ。

職人の手仕事の跡。

旅先で偶然出会った素材。

国境を越えて出会った人たち。

そして、それを手にした人がこれから過ごしていく時間。

新品のときが完成ではなく、使う人の人生とともに少しずつ完成していく。

そんなものを作りたいと思いました。

TOUR RECORDは、私にとって単なるブランドではありません。

私自身の人生の哲学、そのものです。

私は、人生とはひとつの長い「旅」だと思っています。

楽しいことも、辛いことも。
嬉しいことも、悲しいことも。

素晴らしい出会いがあれば、別れもある。
思い描いた道を進めることもあれば、遠回りすることもある。

けれど、そのすべてが人生という旅の途中で刻まれていく、かけがえのない「記録」です。

良い出来事だけが人生をつくるのではなく、傷ついたことも、迷ったことも、立ち止まったことも含めて、今の自分をつくっている。

だから私は、人生に刻まれた傷さえも、いつか美しい記録になると考えています。

人生は旅であり、そのすべてを美しく記録していく。

それが、私がTOUR RECORDという名前に込めた想いです。


だから、ブランドの名前を

TOUR RECORDとしました。

人生は、ひとつの長い旅のようなものだと思っています。

嬉しかった日もあれば、忘れたいような日もある。

遠回りすることもあるし、思い通りにならないこともある。

でも振り返ったとき、そのすべてが自分だけの記録になっている。

傷ひとつない人生が美しいのではなく、

傷も、失敗も、出会いも、別れも含めて、その人にしかない美しさになる。

私はそう考えています。

だからTOUR RECORDでは、素材についても同じように考えます。

革に残された傷や血筋、焼印。

一般的には「個体差」や「欠点」として避けられるものにも、その動物が生きた時間があります。

それをすべて消して均一にすることだけが、美しさなのでしょうか。

私は、そうは思いません。

そこに残されたものも含めて、その素材にしかない表情だと思っています。

そして、それを美しい製品へ変える職人がいる。

TOUR RECORDは、そんな人や素材の物語を大切にするブランドでありたい。

流行だけを追いかけるのではなく、

10年後、20年後。

傷が増え、革の色が変わったときに、

「この鞄と、いろいろな場所へ行ったな」

と思ってもらえるものを作りたい。

旅が終わっても、記録は残る。

Life is a Journey.
Record it Beautifully.

このブログでは、完成した商品だけではなく、

職人との会話、素材を選ぶ理由、試作品、旅先での出会い、そして時には失敗も含めて、

TOUR RECORDが出来上がっていく過程をオーナーである私自身の言葉で残していきます。

数年後にこのブログを読み返したとき、

ここに書かれた一つひとつの記事そのものが、

TOUR RECORDの歴史になっていたら嬉しいです。

これから、よろしくお願いいたします。

TOUR RECORD
Owner 伊禮門 悟