お疲れ様です。
本日は鎮痛剤の接客について書いていこうと思います。
よく店頭で、よく効くやつが欲しいとか、頭痛に効くものが良いだとか、歯痛に効くものが欲しいだとか、生理痛に効くものなどなど、お客さんのニーズは様々ですよね。
自分としまして、一番大切にしている接客は、よく購入されるお客さんに対して、体調を伺うということです。
よく買っておられるお客さんは自然と顔を覚えるかと思いますので、鎮痛剤に関してだけでなく、風邪薬や鎮咳去痰薬でも同じことが言えるかと思いますが、お声がけするということは大切な接客です。
例えば、先日もご購入されてましたよね?効き目は感じておられますか?というように、頻度が多い方だったり、購入間隔が狭いお客さんには、特にお声がけします。
この人、ちょっと面倒だな……
と思われるくらいが丁度よいと思います。
その方の記憶に残りやすいのがどうして良いかと考えるかと言いますと、その方にとってなぜ記憶に残ってるのか→薬を買った時に話しかけてきた人だから→何言ってたかな?から自分の薬の購入頻度について考える、とまぁ、こんなにうまいこといくかと言われますと、違うかもしれませんが、心にとめていただけるよう小さな警鐘としてお声かけします。
購入させたくない!というわけではありませんし、買わせないよ!という気持ちを伝えようとしているわけでもありません。
様々な理由から購入されるわけですので、一概に良くない使い方をされているとは思いませんので、購入を拒否するというのは間違っていていますし、拒否するのは最終手段です。
何が大切かというと、お声がけすることにより自分が適切な使い方をしているのか、飲み過ぎではないのかだとか、飲む以外の解決方法はなにか?と考えたり、自分の考えている病状ではないのかも(受診したほうがいいのかも)とか、うまくいけば相談する相手(登録販売者)ができる、というところまで繋げることです。
時々、鎮痛剤を購入されている方がおらました。
頭痛持ちで、たまにだけ服用するとのことでしたが、ここ2・3ヶ月で購入頻度が一気に上がりました。
気になってお声掛けしたところ、いつもの頭痛で購入されているのではなく、不規則にやってくる酷い痛みに使っていて、ここのところ痛みに間隔があかなくなってきているので、購入頻度が上がったと言うことでした。
こういう場合、購入はお断りせず、購入とともに必ず病院を受診して頂くことを強くおすすめすることが大切です。
仕事ですぐに受診できなかったり、土日を挟むなんてこともありますので、事情もあるかと思いますので購入はお断りしません。
ただし、鎮痛剤が効かないということに加え、痛みの悪化はただ事ではないという雰囲気がしますし、市販薬の範疇を超えているかどうかの判断が大切でした。
鎮痛剤は、簡単に手に入りやすく、また様々な痛みの症状に効きますのでとても便利ですが、市販薬では解決しない病気に気付くのが遅れる原因にもなりかねない、ということを頭に置いてください。
お客さんには、市販薬の効き目が感じられない場合は、気になる症状やそれに関する様々なことをお聞きし、市販薬の効果の範疇を超えていると思われることをお伝えし、お薬を売りはしますが受診を促し、お大事にされてください、という一連の流れで対応します。
行くか行かないかはその方にもよるんですが、たった一言『病院を受診されたほうがいいと思います』と言われることが早期解決に繋がる事は結構あります。
皆様の周りの方や、お客さんがいつも健やかに生活できることを自分も心から願っております。
では、本日はここらへんで。