看護師派遣ビジネス成功の法則
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ご無沙汰しました

 皆様ご無沙汰いたしました。約2ヶ月間お休みを頂きましたが、実はその間に私の所属していた会社が大変なことになり、私もフリーの身の上になりました。


 成功の法則を実際に追及すべく業務を遂行してたのですが、あるベンチャーキャピタルとの出資話が頓挫し、業務の縮小に入らねばならなくなりました。一応業務の縮小は行いましたが、私も会社から席を外すことになりました。


 ただ、成功の法則は存在すると確信していますので、社外へ出ましたが、今までの路線を進めるべく、今後もがんばっていく所存です。


 ばたばたしている間に、お二人も読者になっていただきながら、お返事もできず申し訳ありませんでした。取り急ぎの状況報告まで。


半田旭

看護師派遣業が儲からないわけ

派遣業の収益構造をご存知でしょうか。職業紹介業の収益構造については如何ですか。看護師を商品として扱う(書き方に険があるかもしれませんがご容赦ください)業者の決算をご存知ですか。業界最大手のA社の場合、年商28億円に対し、税引き後利益は1600万円(0.5%)です。新興のB社の場合8億円の売上げに対し、100万円(0.1%)です。通常の企業においては悪くても3%を確保しています。


それでは、何故儲からないのでしょうか。職業紹介業の場合法律で紹介手数料は被紹介者の年収の30%以内と定められています。たとえば、前回のべた看護師の平均賃金で紹介した場合、526万円*0.3=158万円が紹介業者の理論上の取り分になります。ところが実際には、年収の2割の手数料をもらえれば御の字です。競合業者もいますし、看護師の皆様は比較的早く転職されますので、様子を見ながら手数料をいただくようなことが多くなっています。


看護師の皆様の中にもも、紹介業者から「もう少し辛抱してください」とか「何とかお願いします」といったように情に絡めたお願い紹介を受けた方も多いと思います。これはこのような実態が裏にあるからなんです。皆様方から見れば、526万*0.2=105万でも多いように見えると思います。ところが通常の商品販売の場合でも粗利率(売上げから仕入れを引いたもの)は3割くらいありますので、それに比べても低くなっています。


更に、看護師紹介や看護師派遣はプロフェッショナル紹介、派遣ですので、紹介・派遣された看護師は即戦力を求められます。一般的にプロフェッショナル紹介・派遣の場合は、ヘッドハンティングといって、通常の人材派遣とは別枠になっています。なぜならば対象人材を見つけるのにコストがかかり、マッチングするのにもコストがかかるからです。


すなわち儲からないわけのひとつは、ヘッドハンティングに近い業種であるにもかかわらず、一般人材・紹介・派遣のスキームをそのまま流用していることにあります。


次回はこの問題の解決策について


男性看護師について

男女雇用均等法もありまして、定量的な話をすると問題が多いと思いますので、今回は定性的な話をします。


皆様は、易経をご存知ですか。中国の思想のひとつで、四書五経のひとつに数えられる哲学です。日本では占いとして「当たるも八卦当たらぬも八卦」といわれているものです。その根本思想は、上がったものは必ず下がり、下がったものは必ず上がるというものです。


そこでは、人間社会で起こることやその状態は、全て陰と陽の組合せで表せると考えます。陰と陽を6桁組み合わせることで、2の6乗=64の状態(八卦*八卦=64卦)のなかに全てを当てはめます。よって、それぞれの卦の中身の表現は抽象的ですが、含蓄のある表現になっています。


そこでは、男性を陽、女性を陰で表しています。陰ばかりだと小さくまとまってしまうし、陽ばかりだと発散してしまって収拾がつかなくなってしまいます。看護師の世界でも同じことが言えるのではないでしょうか。

今までは「看護婦」と呼ばれ、女性の職場でした。陽としての医師、陰としての看護婦が調和の取れた状態として、医療現場を支えてきました。


医療職全体が底上げを大きく実現してきたのも、調和の取れた存在として、医師と看護師の関係が成り立っていたからともいえます。これは、ほとんどの看護師は結婚して家庭に入るという、高度成長期の考え方をベースにしています。すなわち、医師は男性として社会的地位を得、看護師は女性として家庭的幸せを得るということでした。


ところが、少子高齢化に向けて看護師の絶対数の不足が叫ばれるようになってきました(医師の不足も地方では深刻な状態にありますが、絶対数の不足とは違います。)。不足しているものを充足させる為には、給与を上げるしかありません。ところが、従来、医療職全体という捉え方から、社会的なボトムアップの旗振りを医師に任せ、その果実も医師が得てきた(その代わり医療行為に関する責任は医師にありますが・・・)ために、看護師の報酬はあまり多くありません。


女性医師も増えてきています。男性看護師も増えてきています。陰陽の話からも、医療職全体での調和から、それぞれの職種ごとの調和に変わってきつつあります。看護職としての社会的地位の向上を図るためにも、男性看護師のより一層の増加と、彼らを主体とした社会的地位の向上に向けた社会への働きかけが必要でしょうし、期待するところです。




看護師の給与について

皆さんの年収はどのくらいですか。日本人の平均年収をご存知ですか。


日本人の平均年収は660万円、看護師の平均年収は526万円(正看護師)、476万円(准看護師)です。ちなみに医師の平均年収は1600万円です(四病協調べ)。


次に、看護師の需給の関係はどうなっているでしょうか。同じく四病協調査によると、48.7%の病院が看護師数を確保できていないとしており、68.6%の病院が看護師の採用が困難と回答してきています。


すなわち、需給が逼迫(看護師が不足)しているにもかかわらず、価格(給与)が安いのです。考えられることは2通りあります。

①看護師に対するニーズそのものが、本当はないにもかかわらず、厚労省の基準によってのみニーズが発生している。→厚労省に働きかけないと賃金は上がらない

②看護師に対するニーズはもっと多く、広い範囲から求められているが、厚労省の基準によって低い給与で抑えられている。→厚労省の頚木を離れて広範囲にワークフィールドを拡げる方が賃金相場が上がる


看護協会などは、①の見地にたっているようです。

http://www.nurse.or.jp/koho/h16/20041224.pdf

ここで重要なことは、規制によってある産業が成り立っている場合、その産業の競争力は減衰し、内部は社会主義的になり、「いくらがんばっても、いくら勉強しても給与は一緒」という現実に直面します。


本来は②の見地に立ち、個々の看護師の努力、勉強が反映される給与体系になるほうが、看護師全体のレベルアップにも繋がると思います。そこでは、自分の興味ある業種に看護師の資格を生かして転出しても、病院に戻ったときには、それを実績として評価してもらえ、高い給与で迎えられるようなことが起こってきます。努力、他業種の経験、広い見地など、病と人の間に介入する為にはスキルだけにとどまらない、全人的なホスピタリティーが要求されると思います。


確かに「認定看護師」のような制度もでき、看護師の専門化(前回述べたようなインデペンデントナース)への道も開かれつつあるようにも見えます。しかし、給与の裏づけが見えませんし、専門医療に限定されています。


大多数の看護師は自己実現の欲求(困っている患者のために・・・)に基づきがんばっています。この精神に甘えていていいのでしょうか。


次回は男性看護師について


健康寿命の延伸について

皆様のご両親、祖父母、身内の方々はお元気でいらっしゃいますか。お陰さまで、私の両親も80前後になって、まだ元気に暮らしています。夫婦二人で生活していますが、ずっと健康ですごさせて頂いています。


一般に、日本人が寿命を迎える前には、7~8年の病気の時期を迎えるといわれています。病気になると入院したり寝たきりになったりして、悲観的な考えに陥り、病気がより悪化するといった悪循環にはまってしまいます。前回でも述べましたが、病気でも好きなことができる環境は健康寿命の延伸に繋がります。


日本の医療費は2004年度に給付金として26兆円に達しています。さらに、私も問題意識をもっている2025年には59兆円に達するといわれています。やや乱暴な議論ですが、7年の不健康寿命が3年に短縮されればどうなるでしょうか。単純に7分の4が減ったとして2004年レベルで約15兆円の減額になります。


医療行為のみでは前述の悪循環を断ち切ることはできません。高齢者が楽しい余生を送り、病気になることなく長寿を満喫する為には、医療でも介護でもなく(医療も介護も病に対する臨床的なものであるため)看護が最も重要でしょう。(高齢者に対する根本治療は殆ど不可能であり、医療行為や看護介入による症状の緩和を目指すことが多い為)


国家予算の観点から言っても、高齢者の健康寿命を延伸させるための看護環境の充実は焦眉の急であり、多くのフィールド(予防医療・ゲノム創薬に向けた治験・旅行看護)で一層看護師が活躍するような社会環境の整備が必要と思います。


次回は看護師の所得について

インディペンデントナース

蛍の季節になりました、私の家は京都の大原の近くにあります。高野川という川が流れていて、今の季節、梅雨の合間の夜には、蛍が飛び交っていると思います。今は単身赴任で千代田区で生活しています。時々皇居の周りを散策するのですが、蛍も見えず少々残念な気がします。


蛍といえば、一年の内で梅雨の時期にだけ輝きを放ちます。看護師の皆さんのなかでも、希望に燃えて看護師になるものの、30までに燃え尽き症候群になり、他の道を模索される方がたくさんいらっしゃいます。


少し考えてみてください、医師の場合独立開業する「インディペンデントドクター(独立した医師)」は普通に存在します。看護師の場合はどうでしょうか。


今でも、看護師の皆さんの職場は、医療機関に限定されています。看護師の仕事の中身が、「看護」と「医師の指示の下での医療行為」であり、「看護」が「病と人の間に介入すること」と定義されていれば、普通に考えれば医療機関で働くのがあたりまえに思えます。しかし「未病と人の間への介入」あるいは「積極的に健康を求める人への援助」と考えると、働く場所はずいぶん広がってきます。


先日もあるスタッフの方との手紙のやり取りの中で、「病だから好きなことができない」ではなく、「病でも好きなことのできる環境の構築へのお手伝い」といった言葉を頂戴しました。

このようなお手伝いをできるもので、それに携わる看護師の皆さんが、充分な報酬を得られるという仕事が増えてくれば、インデペンデントナースも存在できるのではないかと思います。


蛍のように人生の一時期だけ輝きを放つのではなく、看護師としてずっと輝きつづけられる。このような環境を創出し、看護師の皆さんに、病院からの自立という選択肢も提示することが重要でしょう

ベンチャービジネスとは

皆様はじめまして。今日から1~2週間に1度の割合でブログ書き込みを行います。

自己紹介は、順次行ってまいります。

主な内容は、

1.ビジネスの理念について

2.日常雑感

3.看護師の皆様への意見

4.看護師派遣ビジネス上の業務に関するアドバイスなど

を考えています。先ず最初に私の自己紹介からはじめさせていただきます

以前は、某医科大学と国立研究所の共同研究に関する事業化調査及び事業化支援を行っておりました。大学院でベンチャー企業論を専攻し、さらに生命科学研究科で学んでまいりました関係上、ベンチャー企業(とりわけバイオベンチャー)には興味を持っていました。

私が考えるベンチャー企業とは、社会的な影響力を有する技術・サービス等のビジネススキームを持ち、そのスキームを拡大させることが、現在の社会が有する、若しくは、将来社会が直面すると考えられる問題の解決に繋がる、ような会社です。

もう少し判り易くいいますと、我が国は2025年に少子高齢化のピークを迎えるといわれています。そのピークにおいて直面する次の2つの問題を解消できるスキームを有する会社です。

1.現在の生活レベルを維持するための継続した外資の獲得が可能なスキームは何か

2.今は必要ないが、少子高齢化社会では新たに必要な社会的インフラがある

  第1の問題を解決する為の方法としては、バイオ研究に基づく様々な特許収入が我が国の大きな収入源として見込まれます。そこで、某医科大学の研究室と某国立研究所の共同研究をベースに、ゲノム創薬に向けた事業開発を行ってきました。

それを行っている途中で、ある派遣会社の社長と出会い、彼の事業に向けた熱意と事業の社会的意義に賛同し、お手伝いさせていただくことになり、昨年の11月から当該ビジネスフィールドに参画致しました。

看護師派遣ビジネスは私の持っている問題意識の中の、2番目に当たるものであり、少子高齢化に向け、看護師の新規ワークフィールドを伴う看護人材のプラットフォームを作り上げることが、まさに新しく求められる社会インフラであるということでした。

 

特に臨床医療の現場にいたわけではありませんので、看護師の皆様の日常業務をあまり存じ上げません、それゆえご興味を持っていただける内容から外れることもあろうかと思いますが、どのような経営理念が必要か?どのようなビジネススキームが社会に役に立てるのかといったことを考察していきたいと考えています。