図書館で借りました。
アルテイシアさんの文章はネット上でチラリと見ても苦手だったけど書籍化されてもあのノリですごく読みにくかったです。
主張していることは凄く良いんだ!
ただ、文章が凄く疲れる!文章にネタを挟み過ぎ!
この本は言われてモヤモヤする言葉に対してなぜモヤモヤするのかという理由と社会的背景を言語化してくれている。
これだったのか!このモヤモヤする理由は!と腑に落ちてスッキリしました。
言われてモヤモヤするのは自分がアップデートされている証拠というのも良いですね。
特に秀逸だったのは「モテない夫は嫌だ」と言う浮気された妻の言い分について。
他人からの評価っていらなくない?と。
確かに人にどう評価されようが自分が素敵な夫だと思えばそれでいいじゃんと思います。
言われた時の対処の仕方がオタク返しとか非現実的な返し方で参考にはならないけど違和感を持つことを言われた時相手に合わせなくっていいんだと読者にメッセージしているのが良い。
ただ、読んだ後「人と関わりたくない・やっぱり社会は嫌な奴でいっぱいだ」とネガティブな気持ちになりました。
もっと未来に希望を持てる人の優しさ・思いやりに焦点を当てた本が読みたいなと思いました。