みなさま、こんばんは『透明工房』です。
一昨日より、ブログ更新を再開させて戴いた訳ですが、
正直『1週間もまともに更新してなかったのに、見てくれる人なんているのだろうか・・・』
っと不安でいっぱいだったのですが、本日ブログを確認してみると
『うそっ!更新再開の時点で、このアクセス数!?』∑(゚Д゚)
正直驚きました。そして数字を見た瞬間、皆様への感謝の気持ちと共に
更新をお待ち戴いていたのかと思うと誠に申し訳ありませんでした。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
そんな皆様の声なきお声に答えるためにも、今日は久しぶりに『透明標本』の
製作工程を少しご紹介したいと思います。
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【『透明標本』製作】
本日、ご紹介するのは『染色』の工程です。
こちらが主に軟骨を染色する試薬『アルシアンブルー』です。
市販で液体状の物も販売されているようですが、
『透明工房』では粉末状の試薬を使用しています。
この試薬、ご存じの方も多いと思いますが、値段が高いんです(泣)
どうやら染色試薬の高騰が原因のようです。昔は安かったんですけどね・・・
粉末のままでは、染色が出来ないので
試薬を溶かして染色液を作ります。
するとこんな感じで青い溶液が完成します。
これにサンプルを漬けると化学反応で、
主に軟骨部分が染色されます。
(染色液の詳しい組成や濃度は、公表出来ないので
サンプル瓶に入れています。すみません。。。)
次にもう一つの染色『硬骨染色』の工程をご紹介します。
こちらが主に硬骨を染色する試薬『アリザリンレッドS』です。
私が知る限り、粉末のみで販売されています。
この試薬も『アルシアンブルー』同様、溶かして染色液を作ります。
ただし、この試薬は特徴的で普通の水では赤くなりません。
どうです?不思議でしょ?
この試薬は特定の溶液に溶かす事で赤色の染色液になるんです。
ここに軟骨染色終了後のサンプルを漬けます。
するとサンプルを2色に染め分ける事が出来るんです。
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なるべく簡易的な説明致しましたが、どうでしょう?
中には、もっと詳しく、細かなプロトコルまで話して欲しいという
ご意見もあるかと思います。
しかし、染色は『透明標本』を製作するにあたって、重要な操作の一つです。
この工程は、作者によって異なることもあるため、
間違いの無い範囲でお話出来るのは、ここまでとなります。申し訳ございません。
『透明標本』の製作法については、色々な方がHP等で記載しております。
色々な意見・方法を集め、より大きな知識を得る!!
私は、これも趣味の楽しみ方の一つではないかと考えておりますので、
是非、比較してみて下さい。
また機会がありましたら、作業工程について
お話したいとおもいます。
それでは、今日はこのへんで失礼します。