皆さんはどれぐらい、相手をほめているでしょうか?
適度に相手をほめるというのは難しい事です。相手を過剰にほめるのも良くないのです。
 
 

 
ほめられ慣れした世代にはほめる加減をコントロールする
 
・過剰にほめすぎると思い上がりの原因に
 
最近の若い世代、特に平成生まれの新入社員たちは、少子化の影響もあって過保護気味に育てられた傾向があります。

「よくできたね~」「頑張ったね~」と、幼い頃から何かにつけてほめられることに慣れているため、ちょっとやそっとほめられたくらいでは、「いや別に、ほんの実力ですよ」と謙遜しているのか傲慢なのか分からないリアクションをとることもしばしばです。
 
 
 
そんな背景もあってか、ほめることに慣れていない上司は、大げさにほめないと想いが伝わらないという思い込みから、過剰にベタぼめしてしまうことがあるのです。
 
しかし、これは相手を思い上がらせてしまうことにもなりかねません。
 
だからといって、全然ほめないということになるとこれもまた問題ですから、加減が難しいところです。
 
声の大きさやトーン、そして身振り手振りなども含めて、ほめる加減をコントロールすることも大切です。

 
 
 
 

 
 
 
成長したことをほめられると嬉しさは倍増する
 
・レベルアップを客観的に確認できるほめ言葉
 
「この部署に配属されてきたときはどうなることかと思ったけど、もうすっかり一人前の営業マンだな」という上司からの言葉は、想像以上に心に響くほめ方です。
 
特に社会人2年目、3年目といった若手に与える効果は想像以上に大きいものです。
 
 
 
新人にとって「一人前」と認めてもらえるのはもちろん嬉しいことですが、それ以上に嬉しく感じるのが、配属されてから現在まで頑張って来た時間そのものを、上司が「成長」と評価してくれたという事実なのです。
 
時間をかけて着実にレベルアップしているということを客観的に確認できるわけですから、今後に向けての大きな発奮材料にもなります
 
 
 
ただし、現在の評価にウエイトを置こうとしすぎて、必要以上に以前のことをおとしめる必要はありません。
 
あくまでも変化の過程と結果としての成長をほめてあげてください。