、、、一木信吾 (ペンネームは遠き山川)の 本と工作
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100円ミステリー

ダイソーの100円ミステリー小説を買った話は前に書いた.その感想です.
瑞納美鳳(ナントヨムンダ?)著 コバルトブルーの誘拐

そこそこ読めた.新幹線の中とかで読むのには良いかも.


以下,ネタばれです


1
香港で買った金庫に手にした身代金を入れて日本に送金って
そんなのが出来たら.麻薬でもなんでも送れるやん.

2
マイルカは伊豆の海から台湾まで48時間で泳ぐって,,,

昔話

、、、一木信吾 (ペンネームは遠き山川)の 本と工作
上は真空管とトランスを使った発振器の回路である.さすがにこのまま真空管で作ったことは無い.

同じ回路をトランジスタでなら作ったことがある.
中学のときに,トランジスタとトランスを取り出して作ったのが最初で
同種のものは何度か作っている.

周波数も音声周波数から中波ラジオ帯まで,通俗的な発振の説明は正帰還ということで
子供向けの電子工作雑誌にも回路とともに載っていた.

、、、一木信吾 (ペンネームは遠き山川)の 本と工作

やがて
大学で微分方程式を学ぶとvan der Polの方程式が出てくる.初期値に関係ない周期解の
存在とか結構めんどうくさい証明なのだ.その証明はともかく,真空管もトランジスタも
消えて本質は上の図のような,三次関数の特性を持つ素子に抽象化出来る.
こっちの解釈は三次関数は傾きが正負正(負正負)と変わることが本質である.

三次関数による負性抵抗

数学のT先生にvan dr Polの導出のとき,抵抗があるのに
どうして振動がとまらないの?.電源電圧は回路にないので
エネルギーの供給源が無いのに!と聞かれた.

電源電圧は省かれているがそれを使って能動素子の電圧ー電流曲線を
三次関数で近似していえば,ふたつの極大と極小の真ん中あたりにおき
電圧が増加すると電流が減る領域に動作点をおくことで振幅が小さい間は
負性抵抗を実現し或る程度振幅が増えると普通の抵抗になって振幅を
現象させることで振動を持続させるという理屈でも説明できる.
(回路の損失を負性抵抗の平均値で打ち消している.)

http://toukiyamakawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/van-der-poleq-a.html

van der Polの方程式を導く

Technological innovation and new mathematics:
van der Pol and the birth of non-linear dynamics
        Giorgio Israel
というvan der Pol方程式の解説記事がネットにある.
http://sites.google.com/site/giorgioisrael/Art92.pdf

それを見ると元論文の図

インダクタンスに キャパシタンス+抵抗 が並列になっている

など使って解説している.
三極管のプレート電流はグリッド電圧とプレート電圧vの二変数関数だが
バイアス点の近傍の小信号はトランスでプレートからグリッドに正帰還して
いるので両者は線型関係を持つので一変数の関数φ(v)とする書いている.

しかしその形が
i= - Av+Bv^3
というのは,どうも厳密に導いたのではなさそう.

またvan der Pol方程式の導出に際して高い周波数で
コイル両端の電圧が抵抗の両端の電圧よりかなり大きい---(*)
を使っているがそれは,そんなに分かりやすいこととは思えない.

というのは,周波数が上がるとコンデンサは短絡的になり
コイルの電圧≒抵抗の電圧に近づくから.

一方,ポントリャーギン(Понтрягин)の図は
キャパシタンスに インダクタンスに+抵抗 が並列になっている.
これだと高い周波数でコイル両端の電圧が抵抗の両端の電圧よりかなり大きい
ことは納得できる.

いずれにしても近似(*)を使うと同じ方程式が出てくる.

アメ友

最初は倉本さんのブログへのコメント欄を通じて始まったコメントの交流.

1)
か*さん 今もコメントしたりされたりしてる.(最近,お母様を亡くされた.)
ち*さん 子供さんのいないときからコメントしあう.今も.
み**さん 今は仕事が忙しくて最近は記事は休まれている.
ア**ミーさん 倉本ブログへの僕の書き込みから,コメントしあう.

2)
よ**さん 倉本さん経由でなくペタ経由で知り合い,今もコメントしあう.
に**こさん よっこさん経由で知った人.今は仕事が超多忙で記事を休止中

3)
miruたん 結婚してアメブロを退会.
gifuの人 言葉の行き違いから喧嘩してしまいアメブロを退会.(申し訳ない)

大和路

過去記事に文を大幅に追加してまとめ直したのが以下.

まず,ネットで調べると
築地塀(ついじべい)とは泥土をつき固めて作った塀。
単に「築地」(ついじ)ともいう。


1).
和辻哲郎著 古寺巡礼 岩波文庫 第56刷 p42
============引用開始===========
ひるから新薬師寺に行った.道がだんだん郊外の淋しい所にに
入ってゆくと
,,中略,,,
道の左右に破れた築泥(ついじ)が続いている.
,,一層廃都らしいこころもちがする.
============引用終了===========
彼がこう書いたのは1918年の5月とのこと.


2).
水原秋桜子著 作句作法(朝日文庫)より引用(実はネットで見た)
============引用開始===========
次に奈良に遊んだのは1929年(昭和4年)の春であるが、この時には
浄瑠璃時の門の傍に咲いているのが一番印象に残った。
新薬師寺へ行く途中、ところどころに築地がくずれたり門が崩れたり
しているが、その門の傍に咲いていたのも見すごしがたかった。
『或門のくづれてゐるに馬酔木かな』
というのが、その景を詠んだ句である。
============引用終了===========

水原秋桜子も和辻を読んで古都奈良を巡ったという.


3).
堀辰雄著 大和路・信濃路の十月の
夕方、唐招提寺にて 1941年10月11日 から
============引用開始===========
いま、唐招提寺(とうしょうだいじ)の松林のなかで、これを書いている。
けさ新薬師寺のあたりを歩きながら、
「或門のくづれてゐるに馬酔木(あしび)かな」
という秋桜子(しゅうおうし)の句などを口ずさんでいるうちに、
急に矢(や)も楯(たて)もたまらなくなって、此処に来てしまった。
============引用終了===========

そのすぐ後に堀辰雄は
『此処(奈良)こそは私達のギリシアだ』
とも書いている.


青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4806_14952.html
には,
城門のくづれてゐるに馬酔木(あしび)かな
とあるが,間違いだ.新潮文庫で確かめた.


堀辰雄は奈良ホテルに2週間ほど泊まっている.
今,奈良ホテルに2週間ほど泊まったとしたら,部屋にも依るが,それなりのプランだと
45万円(スタンダード・ルーム)~450万円(インペリアル・スイートルーム)
くらい掛かるだろう.(手軽な一泊1万数千円くらいのプランもある)

*
ちなみに1941年12月08日に日本は太平洋戦争に突入した.


4)
今年,2010年の3月26日 まだ春浅き頃,仲間と四人で奈良に行った.
奈良在住のT先生のガイドよろしきを得て,半日奈良を巡った.

新薬師寺に行く途中で脇にそれる部分の塀が綻びているのみて
古い奈良の風情を強く感じた僕です.詩人でも無い僕には
その印象を拙い数行で書くのが精一杯.
================
脇道に
綻(ほころ)びかけたる
土の塀
昔へ開く時の扉か

================
by 山川. 
(山川も奈良ホテルに連泊したらもっと良い和歌が作れる,,わけはなし.)

日曜日

土曜日はともかく,日曜日に外出は少ないけど今日は出た.

まず,散歩して例の大きな庭の或る人の家でまた御主人が出て来られていたので
知り合いでもないが,前回,柿の実を取る時期など聞いた人なので
今日も柿の木に水以外,冬の手当てなど聞いた.

それから繁華街に出て,ガッコのセンセと待ち合わせ.
早くついてダイソーなど見て,ズボンのバンド(100円),発電式懐中電灯(100円)
など購入.そうだ,100円推理小説も買った.

しかし店の暖房のかげんか,ヘンな汗をかいたので,200円の下着シャツも
買ってトイレで下着のシャツを着替えた(コラコラ)

四人で飲み屋に入り,もやしラーメン鍋や刺身,鳥の空揚げ,大根のサラダなど
皆でがつがつ食べた.かなり盛り上がった.

円柱の体積

岩手県の中学3年生の円柱の体積を問う問題の正答率が32%だったという
記事を”にちゃんねる”で見た(新聞を採ってないので!)

それが記憶にあったのでfortranの中間試験で円柱の体積を求める
プログラムを書けという問題を出した.
正答率は(fortran文法のミスは除く)84%でした.
(うん,大学生です.そう悪くもない気がした)

真空管

数学のT先生から昨日電話があり,ポントリャーギンの微分方程式の本で
三極管を使って,プレートからグリッドにトランスで信号を正帰還して
定常的な発振を起こしてそれをVan der Polの方程式で解析する部分で
直流電圧を省いて交流変化分だけで追い掛けているが,抵抗があるのに
振動はどうして減衰しないのか?と聞かれた.

そこに書かれた三極管の特性図はプレート電圧を固定して
直流電圧は省かれて,グリッド入力電圧で変化するプレート電流のグラフが書いてある.
それは入力が増えるとサチレーションをするような特性を示している.

しかし,現実の三極管のプレート電流はIp=K(Vgs+Vpg/μ)^(3/2)---(*)
の形でありプレート電圧にも依存している.

出力から正帰還はトランス経由なので,交流のみである.
動作点を設定するのに電源電圧は使われていてこれが無いと動作は出来ない.

直流電圧も含めて式(*)で解析するのは面倒そう.
線型回路でないので直流分の分離とか簡単には出来ない.

つた?の実

、、、一木信吾 (ペンネームは遠き山川)の 本と工作-CA3H0130.jpg

今年庭につた?がはびこっている。

その実を煮てみた.
さといもみたいな味.もしも毒だったらとも思ったが今のところ異常なし.
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