11月3日 大親友が亡くなりました。
享年38歳。 若すぎる死でした・・・。
親友とは、幼稚園からの友達で本当に
息の長いお友達だったのです。
私が言いたいこと、考えてることを
彼女に話すと10ある中の3を言うと
10分かってくれる、以心伝心できる
間柄だったんですね。
躁うつ病に苦しみ、頑張って闘病生活を
送っていたのですが・・・
自ら命を絶ってしまいました。
未だに何で?どうして?
そんなことばかり考えていました。
葬儀場で彼女に会うまでは・・・。
早朝、彼女のご主人さんから電話があり
「落ち着いて聞いてよ」と何回も言うので、
彼女に何かあったんだとすぐに理解できた。
・・・でも、そのことを聞く前から
受け入れなければいけない事実と、
信じたくない現実の狭間にいて
時間が止まったかの様でした。
自宅から海を渡って5時間かかって
車を飛ばして行きました。
彼女は、布団の上に寝かされ
ご主人から「顔見てあげて」と言われて
彼女のすぐそばに座り、顔にかけられた
白い布をとりました。
本当に眠っている様でした。
私がご主人に「さわっていい?」と聞いて
髪をなで、顔をなでると冷たいのです。
涙がぽろぽろ出てきて
「何で??? どうして???」と
叫びながら泣いてしまいました。
彼女は病と闘いながら、幼子二人を
抱えて夢を叶えようとしていました。
先生になるという夢でした。
彼女は、自宅で塾講師をしようと
いろいろと頑張っていた様です。
その話は、私も聞いていました。
まさに、その準備をしている間
ご主人さんが、子供と出かけている間
帰らぬ人となっていたのです。
私にとって、彼女は親友を超えていると
思います。
なぜなら、お互いの家庭環境が悪くて
お互いの気持ちがとてもよく分かり
お互い励まして、慰めあった同士
だったから。。。
まるで、姉妹の様でした。
中学入学したとき、彼女と同じ組に
なったとき・・・
知らない女の子から、私たちの所へ
近づいてきたかと思うと・・・
「うわー!あんたら双子!?」と
間違われるほど、雰囲気が
似ていたらしいです。
でも、彼女は私にない女らしさを
もっていて、おっとりしている子。
私は、男っ気があり何でも
しゃかしゃかしてしまう・・・
それをお互い補っていたのかも
しれませんね。
親友のお父さんから
「tougo,ちゃんは、どうしてうちの娘と
気がおうたんかな?」と聞かれ
「私に持っていないものを彼女は
持っていて・・・
彼女にもっていないものを、私が
持ってたからだと思います。」と。
うなずきながら、理解してもらえました。
色々と、病院や警察、葬儀場の手配
親戚等の連絡で全くご主人さんも
彼女のお父さんも眠れなかった様で。
私から「明日、彼女の葬儀があるから
できればゆっくりしてください。
私にできることがあれば、お手伝いさせて
下さい。
お願いがあります。
葬儀まで、お線香とろうそくの炎は
絶やしてはいけませんので、私は
親族じゃないけど、どうかおもりを
させていただけませんか?」と。
そしたら、快く受け入れて下さって。
・・・悲しいことに、遺影の写真が
最近のがないのが分かり・・・
ご主人さんが、家で探しまくったら
何と履歴書の写真しかなく・・・
遺影の写真が履歴書の写真に
なってしまうなんて・・・。
また、彼女のご両親は不仲で
離婚されていて、三姉妹だった
姉妹もそれぞれ引き取られ
バラバラに・・・。
ご両親から、衝撃の事実が・・・。
彼女の写真がないというのです。
それを聞いて、悲しくなりました。
私と撮った彼女の写真が多いだなんて。
ご主人は、結婚式の写真くらいしか
あまり持っていないらしく・・・。
今頃になって、彼女のご両親は
自責の念にかられています。
でも、彼女がどれだけ愛されて
いたのかを何とか残してあげたくて。
それを忘れて欲しくなくって・・・。
何とか、カタチにする方向が
出てきました。
本当によかったです。。。
彼女と葬儀まで、ずっと彼女のそばに
いることができました。
彼女が眠るお棺に、ビールを置いて
ご主人さんと最後の乾杯をして
お互い昔話に花を咲かせては
笑って、涙枯れ果てるまで泣いて・・・。
葬儀も、ご主人さん頑張って
立派に喪主をつとめました。
火葬場までいっしょに同行させて
いただき、最後のお別れをした時。
彼女と約束しました。
「今度生まれ変わってくるときは
双子に生まれてこような。
今度は、フツーの親を選んで
生まれてこような。 約束やで!!」と。
彼女と最後に会ったときに身につけていた
ピアスと、キッチンにいつも飾っていたという
私の写真だての遺品をいただいて・・・。
おとつい、高野山へ成仏祈願してきました。
高野槇の苗を買って彼女の実家へ
送ったことを、大事にしていた妹へ連絡。
彼女の妹は「ねーちゃん、いい友達もったな。
うん、ほんまにうらやましい。
tougoちゃん、ほんとうにありがとうー」と。
実家で、高野槇が成長してくれたら
親友も成長してるんだなーって思うからさ。
ちゃんと、大地に根をしっかり張って
大きくなってよ(^_-)-☆
子供たちの成長も、ちゃんと見守っとくから。
あなたは、天で見守っといてね。
・・・約束が増えていくな(笑)
でも、私たち頑張るからな。