とある日、昼過ぎに待ち合わせ場所であるA駅に向かった


途中、人だかりが出来ていたので、野次馬根性丸出しに、私も少々興味を

惹かれながら足を向けた


すると、一人の男性(50歳代後半位)が倒れていた


吐血した痕跡もある


何が起きたのだろうか?


「大丈夫ですか?」と声をかける人々・・・


男性は、「大丈夫です。」と答えるも、立ち上がろうとして立ち上がれなかった


「救急車を呼んだ方がいいのでは?」と思ったが、その瞬間、一人の男性が私と同じように

思ったらしく、「救急車を呼びましょうか?」と声をかけた


男性は、「いや、大丈夫です。」と言い、立ち上がろうとして、また倒れた・・・


それを見た瞬間に私の中に生きる本能が動いた


「いや、大丈夫じゃないでしょ?」

「携帯電話は?」

「ご家族の方の連絡先は?」

「119番通報しますよ」・・・


等と話しかけ、119番通報した


駅員、通りがかりの警察官、救急隊員が駆けつけ、私は退散した



何が言いたいか・・・


人は歳を重ねるにつれ、


「人には迷惑をかけたくない」

「自分で出来る」・・・等と無理をしてしまう


しかし、それを承知した上で「手を差し伸べる」ことは大事なんじゃないかと私は思う


勇気がいることであろう


しかし、その勇気を振り絞って、声をかけ、手を差し伸べることが大切だ!ということを

このブログをご覧になって頂いている方々に私は、唱えたい


駅員、通りがかりの警察官、救急隊員の方々にお礼の言葉を頂いた


119番通報するか?しないか?悩んでいた、見守っていたあの時間・・・

二度目の横転により、判断した通報・・・


お礼の言葉により、自らが行った行動の正しさを確信することが出来た


何でもかんでもやればいい!ってもんじゃない


しかし、冷静に見極め、勇気を出して、手を差し伸べることが大切であるということ、


皆様にお勧めしたい


十人十色、千差万別・・・色々な人がいるが、自分が正しいと思うことを信じ、

それを相手に伝え、勇気を出して行動して欲しい


そんなことを私は伝えたいと思った


こういうことが出来ない世の中・・・人々が多々いることを知っているからだ



困っている方々に対し、言葉で伝え、引っ張っていってあげる勇気を使って欲しい


このブログをご覧になった方々には、そう願いたい


続く・・・





平成22年10月17日



数ヶ月前から、信じられない・・・いや、信じたくない事実を知りたくなっていた自分がいた


旧友から聞いた出来事・・・


小生の学生時代の先輩・・・


大変お世話になり、その分野では著名な方・・・


そんな方が急に倒れた・・・


意識を失い、現在も病床で昏睡状態・・・


信じたくない話だったが、事実だと言われる真実・・・


しかし、その事実を自分の目で・・・耳で・・・確かめたくなるのが小生の習性


習性を抑えることは出来なかった・・・



勇気を出して、著名な方の更に著名なお兄様に会いに行った・・・


昏睡状態で本人が何も分からなくとも、感謝の気持ちを本人に言いたかったのだ


本人に直接、言いたかったのだ


しかし、本人の現在の立場等を考えると許されるはずがない


そんなことも分かりながら、お兄様に会いに行った


予想通り、本日の結果は、ノーであった


しかし、いつか、お許しを頂こうと思った・・・


人間は儚いものである


あんなに素晴らしく・・・様々な人に勇気と希望と、愛、挑戦・・・様々な物を与え、様々な人に

感謝された人が、急に倒れ、今は何も出来ない状態になっている


そして、そんな人に何も出来ない自分にもどかしさを感じる


そんなもどかしさを感じながら、小生は、生きることになる


ここに訪れる人は、そんなことを想いながら生きている人である・・・と思う


決して恥ずかしいことではありません


人は誰しも、そういった想いを持ちながら生きています


当社にご相談に来る方々は、皆、悩み、解決に向かって前に進もうとしているので、

分かります


だから、一緒に共感し、また意見交換しあって、解決に向かい、前に進ませるよう、

導かせてあげたいと思う


また、導かせていきたいと思う


そんな館を築きあげていくつもりだ


続く・・・