1974―5
#77
繰り返すこと 結論的にそれ以上は望めなかった
あながち無駄でもなかったのだろう
疲れと全てに対するもの憂いさが その証しだから
だから皆な 喜んで しかも無為に 生きているんじゃないか
俺の場合は 少々眠りたいだけなんだ
#78(9/2)
沈黙の中に頭を巡らすことといえば
対面するあなたはいったい誰なんだということ
偶然という時の悪戯に
どうして絶対的な存在である
己自身を疲れさせることがあるのか
ちょっとした均衡の崩壊が
全ての言葉も そして意識さえも失わせる
というのに
生と死の単なる経過の中にだけ
確かに 私は生きているということは
理解できるのだけれど
#79(4月に)
生きている人間 彼らのためにこそ 絶望は激しい希望の火を 燃えたたせる 〈ポール・エリュアール〉
深い絶望もなく 激しい希望もなく
死の幻影が時折顔を覗かせようと 魅力に酔いしれることもなく
憎しみを持つ人々は幸いなれ 無為に投ずる人もまた幸いなれ
時の焦りを感ずるのみか それ故 諦念を持つ人は幸いなるか
されど 内と外なる人の心は 測り知れんとするならば
彼の笑顔も哀しみなり
そして 彼の哀しみは如何