1973―3
#57(5/23)
空っぽの頭 空っぽの世界だろうか もっとも 麻雀にも興じる自分だし
生きたくもなく 生きたくもある
おぉ~~い 皆んなよぉ~~ お前達はどうなんだぁ~~
てな発声も とうに飽き
#58(5/30)
旅に出よう とはいみじくも言った 旅に生活はあるのだろうか
もしかしたら 生活を持たない そんな時間を旅と呼ぶのかも
だけど 生活が無いって どんなことだろう
金銭 それは いつも要る世の中だから
世俗っぽい 人と人との交わり そんなものは 嘘っぱちだ
旅って 所詮 夢をみることだろうし 一時の安堵なのだろうか
そしたら 旅人の夢ってなんだ
それはきっと 夢が生む 現実への夢のようなものかな
とどのつまりは 単なる流転?
旅に病んで夢は枯野をかけ廻る か…
#59(6/7)
とってつけたような雑念は払おう つまり深刻ぶった構えはすまい
とは言いつつも 潜在的な 或いは 屈折した何らかの鬱積は消えるべくもなく
誰かに言わせると 俺には悲壮感が現れないって
確かにそうだろう
こんなノートに向かう時だけ 白々しくも深刻めいた字面を並べようとも
それを裏返すべく 俺はやはり生きてきたのだから
そしてまた言えることは
やはり 屈折した気持ちを抱きつつも 否定的にしろ生き続けるだろう
胸張って堂々と口にできる文句ではないにせよ 今は そう考えたい
マシュマロを口に含んだような言葉…