1971(十九~二十歳・京都)

 

#13(9/20)

若い季節に結論はない 

しかしながら奢ること勿かれ 己自身をみつめよ 

しかしながら我と彼を忘れること勿かれ 

ならば只ひたすら己の道を歩め

 

人は変わり得るもの 

かつて人間なり得たるを見よ! 

我もまた変革すべく術をもつ 

而して歴史は進展する 

その中に我は在る 

我居ずとも歴史はその歩みを留めず 

微少なる存在 

苦しさ 故に我と彼を忘れず 

そして、我は我の思考の源を憎む 

理解し得るも満足ならず 

歴史はその動きを止めず 

その範疇に我が身を投ずべし 

我の変革を期すべし 

空虚満々

 

 

#14(9/21)

「電車の中で」

嫌な天気やなあ また、黴が生える 

と、糀谷君が言いました

もう 心に、頭に生えてしもうとる 

と、ボクは答えました

今日は雨です 

比叡山も煙って見えません

 

 

#15(9/27)

お前は電車で…   

そうさ、俺はどこの誰かは知らないが、体の接触を楽しんださ

まんざら相手も悪く思ってはいめえ、よけはしなかったものな

ああ、それなのに 今夜の月は映えていたぜ     

…どうでもいいけど…