ずっと気にかけていたことがある。九年前になるが、私は父の手記をもとにして、「大空を紅に染め、-元少年飛行兵の回想から-」と題する小編を著した。FC2小説にも載せたのだが、そこでは掲げる写真にも限りがあって、埋もれてしまうだろう写真をいずれどこかで登場させたいと思っていたのだ。随分と時間が経ってしまった。「戦争」の脅威が我が国にも押し寄せているようにも感じられる昨今、今しかないのかもしれない。
そこで、小編の文章にも少しながら手を加え、残された写真をなるべく多く取り込んで、このブログに載せようと思う。少しでも多くの人々の眼に触れるなら幸いである。それは、「戦争」が内在する理不尽さを突くひとつの視座にもなるとも思うのだ。
(2022年春)
大空を紅に染め、
-元少年飛行兵の回想から-
≪目次≫
まえがき
第一章 少飛時代
第二章 翼を矯(た)めて
第三章 大陸の空にⅠ
第四章 大陸の空にⅡ
第五章 大陸の空にⅢ
第六章 終戦まで(神鷲特別攻撃隊)
終わりに
