こんばんは!東京学生映画祭企画委員の加藤です。
夜分遅くのブログ更新申し訳ないですが、実はこれには深い事情がありまして....
というのも、本日公開の
『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
を観てきました!
この作品はアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞を獲得した
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作です。
全編1カットに見える撮影や、かつてバットマンを演じたマイケル・キートンが落ち目のヒーロー役者であるバードマンを演じることなど公開前から話題が尽きず、メディアによる煽りが半端じゃないこの作品。
記事を書いている僕は、
アドレスにその名前を入れちゃうくらいイニャリトゥ監督のファンで、
4か月くらい今日を楽しみにしていました(盛ってません笑)!!
一言で言うと
最高でした!
この映画が“挑戦”している
1カットのような撮影やドラムで構成される音(楽)は
この作品そしてそれを観る観客にそれまでの映画体験とは違う奇跡を与えてくれます。
それはおそらく登場人物たちの人生であり、ニューヨークという街の劇場という空間であり、心臓の鼓動や興奮や昂揚感といった生身の感覚など“真実”に近いものなのだと思います。
ストーリーを追うのではなく人生を追い、
役者や登場人物を観るのではなく役者や登場人物になる。
是非この新しい(映画)体験を劇場で味わってみてください!
きっと劇場からの帰り道、頭の中では自分だけのドラムロールが聴こえ、自分が歩き座り立ち止まるすべてが1カットの長回しであることに気付くはずです!!
さて、この作品を皮切りにこの4月5月は期待作いっぱいのHappy Movie Monthです!
アカデミー受賞で話題の『セッション』
PTAの新作である『インヒアレント・ヴァイス』
ドランの『Mommy』
ダルデンヌ兄弟の『サンドラの休日』
日本映画の未来を担う作り手たちの「東京学生映画祭」
人それぞれ楽しみにしている映画は違うと思います。
恋愛映画が好きな人、アクションが好きな人、
シネコン系が好きな人、ミニシアター系が好きな人。
逆に選択肢から外す映画も人によって違うと思います。
“学生映画”
無意識のうちに(あるいは意識的に)レッテルを張り、期待せず、観る前から低評価していないでしょうか?
僕たち東京学生映画祭では、多くの人に観てもらいたい/“学生映画”のレッテルを剥がしてもらえると思う作品をアニメ9本、実写8本、胸を張って上映します!
食わず嫌いなものが食べてみると好きだったということがあるように、
きっとあるはずですよ。“学生映画”に皆さんの予期せぬ傑作が!
『トーガクサイあるいは(若さがもたらす予期せぬ傑作)』
公開日は5月29日~5月31日です!!