我がバイクのフロントブレーキはメンテナンスで取り外した際、ピストンを動かしただけですぐにエアを噛む。フルード漏れは起きていないが、これ普通なのか異常なのかよく分からないので、ピストンシールの交換など念頭に入れていたのだが、いざ部品の見積もりをしてみると……

 

XTZ125 キャリパーシールキット ¥3800

 

との返答が

うん、高い(真顔)

 

さすがに漏れてもいないシールをこの値段で交換するのも馬鹿らしいので、まずピストンの揉み出しを行って状態を確かめることにしました。

 

 

パッド類を外してブレーキレバーを握り、ピストンを押し出してみる。やはり片方の動きが少し悪いようで、画像上側のピストンが先にせり出してから下が動いてくる。しかしそれ以外には、見える範囲では傷や錆は見られず状態は良好だった。この反対側を確認するために、キャリパーピストン脱着ツールを使いピストンを回転させる。

 

 

このままピストンにあてがうと表面が傷だらけになるので、使用する時はウエスを挟んで保護しながらピストンを点検。画像はないが、結果としてピストン2つとも錆や傷、汚れの堆積といった不具合は見られなかった。大して走行距離が伸びていないのだから当然ではあるが。ピストンの異常がないのを確認できたので、ピストンにはラバーグリスをしっかり塗り、2~3周ほどグリグリと回転させてグリスを行き渡らせてから、キャリパーを元通り組み直しておいた。例によってエアを噛んでしまうので、フルードのエア抜きを行うのも忘れずに。

 

この作業で特に何が変わったという事もないが、なんとなくブレーキのタッチが以前より柔らかくなった気がしないでもない。なんにせよ、ピストンがしっかり動いてブレーキがきちんと動作してくれるならそれに越したことはないので、作業した意味はあったはず。

 

で、せっかくブレーキを点検したので、その具合を確かめるのも兼ねて、八景島方面までバイクで走ってみた。海の見える公園からの景色は夏らしくてなかなか良かった。

 

 

八景島シーパラダイスのジェットコースターが見える。

長らく遊びに行ってないものの、今はコロナで控えるべきかな?

 

 

砂浜の方にはサーファーが多く浮かんでいた。

八景島のちょっと右手方面には船のドックらしき施設も。7月はひたすらに雨続きだったので、晴れ間を見られるのは嬉しい。

 

 

メンテナンスの簡単さも含め、全てがラクで付き合いやすいバイクである。そろそろまた遠出をしてやりたいところだが、本格的に暑くなってきたので涼しい日が週末に訪れるのを祈りつつ、今回はここまで