カボスの木にも秋の風 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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  宮城県丸森町にある火縄銃に特化した私設博物館の『金山城伊達・相馬鉄砲館』は,大家さんの屋敷の一部をお借りして運営している。

 大家さんの裏庭には,樹高三~四メートルのカボスの木が生えている。カボスは,大分県の特産品で全国生産量の95パーセントを占める。柑橘類は暖地を好むから,東北地方にカボスの木が生えているのは,とても珍しい。隣の亘理町はミカンの北限だというから,このカボスは北限のカボスの木なのかもしれない。

 

北限?のカボス

 

 9月に入ったら朝晩はとてもしのぎやすくなったし,日中でも気温が30度を超えない日もあるようになった。まだ残暑は続いているが,秋の兆しが目にも見えるようになってきている。裏庭のカボスの木にも小さな実がついた。

 

 

 実はまだ青くて堅いが,今月下旬には一回目の収穫ができそうである。今時は,オーホーツク海からサンマ漁が始まるから8月下旬には初サンマの声を聞く。しかし私が子供の頃のサンマの旬は,9月下旬ころだった。この頃になると北海道沖にいたサンマが三陸沖にやってくるからだ。あと二十日もしたら,気仙沼に揚がったサンマの塩焼きに北限のカボスを絞りかけて,一杯できそうである。

 

 

昨年のサンマ晩酌

サンマ二匹,おでん,菊の酢漬け。