相馬野馬追に向け,出陣準備始動!  (30匁火縄銃の御手入れ) | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

火縄銃を切り口として
日本人を考えるブログ
です。

        

   相馬野馬追に向け,出陣準備始動!  

      米沢霞流30匁火縄銃の御手入れ

今年は5月というのに肌寒い日も多いが,あと半月もすれば衣替えだ。いよいよ夏がやってくる。寒いのはとても苦手なだけに,夏になると嬉しくてしょうがない。7月末には相馬野馬追がある。

イメージ 3


7月末には相馬野馬追がある。野馬追を前にして、相馬の男達の意気は上がってきている。私は伊達藩の人間だが,夏になるとちゃっかり相馬の人になることにしている。相馬野馬追に出たいからだ。伊達藩と相馬藩は戦国時代にしのぎを削りあった仇敵同士だが相馬の人たちは心が広い。こんなちゃっかり人間でも,なんとか仲間にしてもらえるのは,とてもありがたいことである。
今年も,鎧や火縄銃を引っ張り出したり、刀の手入れをしたりと落ち着かない日々が始まった。これは,愛用の米沢霞流の30匁筒だ。口径28ミリの火縄銃で,西洋なら大砲扱いの鉄砲である。

イメージ 1

一昨日は,うきうきとして,この鉄砲の尾栓を抜いて火道も掃除した。銃床の金具が火薬の煙で少し汚れていたから、ピカール
(錆取り研磨剤)を使ってゴシゴシ。一心不乱に磨き立てたら、日頃のストレスもすっかり飛び去り、銃も心もピッカピカになった。今年は,総大将出陣の宴で,この鉄砲を使おうと思っている。
もともと相馬野馬追は、野馬を捕まえることを利用した軍事訓練だから、この季節になると,どうしても心が逸るのだ。

イメージ 2

しかし、ここはあまり張りきらず「
適当にやるか~。」くらいの気分が丁度よい。あまり最初から気合を入れ過ぎると後が続かなくなる。徐々に気持ちを盛り上げ行くことが肝要なのだ。何事もやり過ぎ,気合の入れ過ぎは,厳禁だ。ホームランを打とうとして,三球三振の空回りに終わらないようにしたいものである。