「政治主導に官僚がたてつくわけにいかない」
って、面白いですね。

得意のサボタージュで時間をかせぐのでしょう。
選挙を意識する政治家と違い、官僚には天下りを含めて時間がたっぷりある。

政府:中国大使に丹羽氏 「政治主導」の象徴

 政府は7日、今夏に予定する中国大使の人事で、伊藤忠商事の丹羽宇一郎相談役(71)を起用することで最終調整に入ったが、背景には岡田克也前外相の意向が強く働いている。大使への民間人起用は民主党が野党時代から主張しており、「官から民へ」を外交面で実行に移す「政治主導」の象徴と位置付けるものだ。これに対し、外務省内では「手腕は未知数」と戸惑いが広がっている。

 「この人事の発案者は岡田(前)外相だ。菅直人首相ではない」。外務省幹部は7日語った。岡田氏は民主党代表時代の05年衆院選マニフェストに「大使への民間人登用率倍増」を盛り込んでいる。現在の宮本雄二大使は在任期間4年を超えており、昨年の政権交代に伴い、岡田氏が後任人事を検討していた。中国大使は外務省内でも中国語を専門とするいわゆる「チャイナスクール」から起用されるケースが多く、旧来型の人事慣行を改めるという「外務省改革」の側面もあるとみられる。

 丹羽氏の起用は、対中ビジネスを通じて培った豊富な人脈への期待もある。次期官房長官に内定している仙谷由人前国家戦略担当相は6日、東京都内で記者団に丹羽氏について「経験から言っても、中国、米国との関係から言っても、大変な情報量と人脈を持っている方だ」と語った。

 外務省内には「政治主導の時代だから官僚がたてつくわけにいかない」と受け入れる声もある一方で、「尋常ならざる事態だ」「敏感な問題が起きた時、民間人で対処できるのか」と衝撃が広がっている。特に最近、中国との間では、韓国哨戒艦沈没事件への対応や中国海軍ヘリの海上自衛隊護衛艦接近などが起き、「経済は得意かもしれないが、安全保障問題をうまく調整できるか疑問だ」との指摘が出ている。【上野央絵】
毎日新聞 2010年6月8日 東京朝刊