埋蔵金を小出しに明らかにするこズルイ手法かな。


旧国鉄の年金、1兆2千億円余剰 検査院指摘、返納求める

2010年9月24日 18時12分

 会計検査院は24日、旧国鉄職員約30万人に年金を支払う独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(横浜市)に約1兆2千億円の余剰資金があると指摘。国土交通省に対し、同機構から余剰資金を国庫納付させるよう求めた。検査院の指摘金額としては過去最大。国交省は「返納に向け速やかに作業を進めたい」としており、大きな財政効果となる。

 同機構の資金は、4月の行政刷新会議による事業仕分けでも「国庫返納」と判定されていた。

 同機構は旧国鉄清算事業団を継承した法人で、1956年6月以前に国鉄職員として年金加入していた人への給付資金を負担。財源は旧国鉄用地やJR株式の売却益、JR3社への新幹線施設売却代金で、日本鉄道共済組合や厚生年金を通じ支払われる。

 検査院が、年金資金を扱う機構の「特例業務勘定」を調査したところ、機構が発足した2003年は債務超過状態だったが、その後の資産売却で収支が大幅改善していたことが分かった。09年度末の資産は計1兆4534億円にも達していたという。

(共同)