オレ様系体質のプロバー職員だけではなく、
本当の官僚もいっぱいいたんだ。JALには。
本当の官僚もいっぱいいたんだ。JALには。
JAL問題 カネ返せ!「歴代天下り官僚」退職金だけで27億円
(日刊ゲンダイ2010年1月22日掲載) 21日の衆院予算委員会で、民主党の吉田公一議員が「JAL問題」を取り上げた。 JAL問題といえばOBの年金や社員の高給ばかりがことさらクローズアップされてきたが、経営責任という観点で見れば、最も責めを負うべきなのはこれまでの経営陣のはずだ。吉田議員は「歴代天下り役員」のリストを片手にこの点を指摘し、“天下り役員”の経営責任を追及すべきと前原国交相ら政府に主張したのである。吉田議員の指摘は正鵠(せいこく)を得たものだ。旧運輸省(現国交省)をはじめとする官僚が、長年、JALの歴代社長や役員に天下ってきたからだ。 吉田議員に話を聞くと、「このリストに載っている元役員こそ、JALを潰した面々です」と言い切った。 リストアップされていたのは12人。歴代の天下り社長名と出身官庁が記されていた。 「初代は日銀副総裁、2代航空庁長官、3代運輸事務次官、5代総務事務次官です。5代目は社長を退いた後に代表権をもつ副会長、会長として1997年までJALに籍を置いていた。天下り官僚が40年を優に越す期間JALを支配してきたのです。この間に、親方日の丸という悪しき伝統が培われてきたと理解しています」 副社長や専務、ヒラ取締役の中には、郵政省放送行政局長、郵政省大臣官房首席監察官、大蔵省印刷局長など航空行政と無関係な官庁の役人も、JALを食い物にしていた様子がうかがえる。 「出身官庁を見ただけで、航空行政の素人だと分かる。こんな人たちが経営していたのだから、JALがうまくいくはずがありません。彼らがやることは“よきにはからえ”式で、回ってきた書類にハンコを押すだけといわざるをえない」(吉田議員) 仕事らしい仕事をしていないが、もらうものは凄かったようだ。 昔を知る航空関係者がこう明かす。 「JALは経営陣の役員報酬を公表していませんが、次官・審議官級の官僚が社長・副社長に就くと、年間3000万~4000万円、退職金は在任期間によって違いますが、およそ5億円。取締役クラスは2000万~3000万円で退職金は1億円くらいだったといわれています。交際費も凄かった。バブル時代はひと月200万~300万円は自由に使えたそうです」 JALが彼らに支払ったお金は、退職金だけでも27億円にもなる。手にしたカネを即刻返して責任を取るべきだ。 【歴代天下り役員】 ◇社長/前職 ◆柳田誠二郎(初代)/日本銀行副総裁 ◆松尾静磨(2代)/航空庁長官 ◆朝田静夫(3代)/運輸事務次官 ◆山地進(5代)/総務事務次官 ◇役員/前職 ◆縄野克彦/国土交通審議官 ◆松本武徳/運輸省航空局技術部長 ◆加藤甫/海上保安庁次長 ◆越智正英/運輸審議官 ◆桑野扶美雄/郵政省放送行政局長 ◆栗林貞一/海上保安庁長官 ◆長岡聰夫/大蔵省印刷局長 ◆清水市一/郵政省大臣官房首席監察官