こんばんは☆

 

リンパシー®認定インストラクター 中村直子です。

 

今日は暖かいですね。

今週は雨も多そうですが、気温もグンと上がる予報ですね。

 

寒暖差は知らず知らずのうちに体へのストレスとなります。

 

暖かい日でも、暑い!と感じる日でも、お腹に入れるものは、

 

温かいものを意識してみてくださいね。

 

身体を温め、体温を上げるのは、代謝の向上、免疫力アップ、

 

そして心も静まり、安定してきますよ。

 

 

 

さて、前回の私のお話は、一昨年のGW前に乳がん検診にいき、

 

引っ掛かってしまったところまででした。

 

細胞を採って、検査の結果が出るまで普通は1週間だそうですが、

 

なんせ、連休を挟んでしまったもので、ものすごく長く待つことになった。

 

連休中は山口県の主人の実家に帰省することになっていました。

 

悶々とした気持ちのまま向こうの両親に黙って過ごすのが本当につらかった。

 

親戚の集まりで皆でワイワイお酒を飲むのも私は大好きなのですが、なんかぼんやりして、、でも元気にしていたつもり。。。

 

やっとの思いで大阪に帰り、連休明けに結果を聞きに行くと、先生は、私の顔を見て、そして最初に「残念ですが、、」と言った。

 

「そうですか、わかりました。どのようなものなんですか?」

 

わりと冷静に聞いていた私がいた。

 

何があっても、何を言われても私は泣かない!と行く前に心に決めていた。

 

それは、病気で亡くなった父が、次から次に悪いところが出てくるたびに、お医者さんに対して常に冷静であった、その姿を本当に尊敬していたから。その父に褒めてほしかったから。

 

先生から初期段階なので、細かい検査をしてみないと詳しいことはわからないけど、これくらいの大きさなら手術で治るから、頑張ってほしいと励ましてもらい、

 

そして大きな病院を紹介してもらった。

それが大阪の赤十字病院。

 

その日の帰り道、雨が降ってきて濡れだしたところに、踏切にかかってしまった。冷たいのとタイミング悪いのと、悔しいのと、家族に申し訳ないのと、落胆したのと、、、雨と電車の音にかき消されながら、やはり少し泣いた。

 

赤十字病院では、先生の紹介であまり待たずに検査も入れてもらえた。

 

しかし何日かに分けて検査に通うのがだんだんと苦痛になって、疲れが出始めていた。

 

ほぼ最後の検査だったと記憶しているのが、MRI。

これはご存じの方も多いでしょうが、ガンガンと大きな音のなるドームのようなところに入って、まるで工事現場の下にいるような感じ。

 

そしてね、

てっきり仰向けだと思ったら、

 

うつ伏せだった。

結局、乳房を下にして、箱みたいなところに入れ込むのです。

 

この姿勢がなんとも言えず辛くて、辛くて、何度も休憩してもらった。

 

でも、まだここで1/3くらいしか終わってないといわれ、もう泣きそうになって、、

 

そしてら看護師さんがきて、ただただ私の手をギューッと握ってくれた。大きくて、厚みがあって、やわらかくて、暖かい手だった。

 

こらえていた涙がポロポロこぼれて、

「もう、しんどいです。」って言ったら、休憩しながらでいいから、

ここで付いていてあげるから、もう少し頑張ってって。

 

休憩のたびに手を握ってくれた。

泣きながらギュってしたら、看護師さんもギュっって握り返してくれた。

 

50歳にもなって、、、と自分でも思った。

でも

 

「ゆだねる」

とはこういうことなんだって、この時初めて分かった気がした。

 

この経験がリンパシーを習うきっかけになりました。

 

次回に続く音譜