こんにちは。
あいにく、大阪は雨の日曜日となりました
暖かい春の日が続いていたので、なんだか気が抜けたように
ポワワ~ンとしてしまいます。
先日、とても暖かくなった日に、息子と二人でテクテク歩くことがあった。
最初は風があったので、二人とも上着を着て、私はストールも着けて。。。
でも、日が差してきて、やっぱり暑くなってきた。
「暑いな~私、ストール取るわ。」
「ボクも上着脱ぐ。」
「やっぱりお母さん、上着も脱ぐわ。」
と、二人で一枚、二枚と手に持って、
「北風と太陽」のお話を思い出すね~と笑った。
私が子供の頃、父がよく童話の本を読んでくれた。
(なぜか、母に読んでもらった記憶がない。。。)
お布団の中に入って、イソップやアンデルセン、日本の昔話を読んでくれた。
だんだん自分のお気に入りの物語も増えてきて、毎晩同じものをリクエストしたり、、、
父は、京都の方言が抜けない人だったけど、セリフの部分がとってもおもしろくて、
毎晩ゲラゲラ笑って、それから眠りについた。
この「北風と太陽」も私のお気に入りの一つだった。
北風が「フゥーーーーーッッ」と風を吹かす場面の父の表情、
また反対に、太陽が照り付けて、旅人が暑い、暑いとコートを脱ぐ場面、
なぜか今でも断片的に覚えていて、胸が熱くなってしまった。
息子にそんな思い出話や、
「北風と太陽」そのもののお話をしながらテクテクと歩き家に向かった。
帰ってから、なんだか気になってしまって、
パソコンをを開けて、「北風と太陽」を検索した。
とっても改まって「Wikipedia」
そこの物語の教訓の欄にはこう書いてあった。
以下「Wikipedia」より抜粋
『手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行なう方が、最終的に大きな効果を得
ることができる。
また、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉
を掛けたり、態度を示すことによって初めて人は自分から行動してくれるという組織行動学的な視点もうかがえ
る。』
確かに、確かに、そうだな~と思う。
子供に対しても 「あーだこーだ」と頭ごなしに言ってもなかなか言うことを聞かない。
叱れば叱るほど、頑なになって反抗もする。
主人にしてもそう。
私がけっこう上から目線的な言い方をすれば、断固として譲らない。
「それ、私の考え方のほうがええんとちがうん??」
なーんて思うことも、私の言動が気にいらないから、首を縦には振らない。
主人と子供をひとくくりにするのも、どうかと思うけど(笑)
あまり、私の感情を荒げずに、冷静に、和やかに、ふんわりと、
話を聞いて、よく聞いて、そして同じ目線で答えれば、
やはり、素直に聞いてくれるし、
何か物事を動かそうとしているときにもうまくいく。
奥さんは、お母さんは家族の太陽であってほしい、、、って
よく聞く言葉ですよね。
いつもニコニコ、キラキラと皆を明るく照らす、元気を与えてくれる存在、
そんなイメージを持っていました。
ゆえに、、、子供をひどく叱ってしまった時、
主人に言いたいことをそのまんま投げつけた時、
「あーーーー私は、家族の太陽失格やわ~」って思うこともしばしば。
もちろん、ニコニコ、キラキラの太陽も必要。
そしてもうひとつ、
「北風と太陽」の太陽のように、何もしなくても
暖かい存在で、言葉少なくても、ちょっとした暖かい言葉で、
家族や、周りの人たち、友人たちのココロのずっしり重いコートを
一枚、二枚と、取ってあげれるようになりたい。
そんなことを思ったのでした。
明日は、どんなお天気でしょうね??
「暑い、一枚脱ごうかな?」
そう思ったとき、
昔よく読んだ「北風と太陽」のこと、ほんの少~し思い出してみてくださいね。
Naoko