こんにちは。
雨の金曜日を静かに過ごしております。
前回のブログでは、手術に向けての温かいコメントを頂き、
本当にありがとうございました。
お目にかかったこともなく、ブログを通して言葉を交わすなかで、
親身に励ましていただいたこと、本当に感謝しております。
おかげさまで、経過もよく、徐々に生活リズムも戻ってきました。
今までは、すりガラスを通しているようなモヤモヤした視界でしたが、
とっても、クッキリ!!明るくなりました!
ただ、遠くはよく見えますが、手元が見づらくなるのは、仕方のないことなので、
目が落ち着いたら、状況に応じたメガネを作らないといけないです。
手術自体は、本当に苦痛なく、時間もあっという間に終わりました。
前回に書いたように、麻酔も点眼で、痛くないのです。
意識はしっかりしているし、顔にカバーをかけられて、
触る方の目だけを開けてあるので、
何となく目の中で「何かが行われている」っていうのは分かります。
以前にも経験しているからと、余裕だったのですが、、、
分かっているゆえ、あれこれと思い出して、へんに緊張してしまいました(笑)
で、、目の黒目と白目の間を少し切るのですが、
目の上のほうを切りたいようなので、
「下を見て」と言われるのです。
寝かされたまま、下を見る??
目だけを下に動かす??
寝かされたまま、「おへその方を見るように」って、、、??
やってみてください(笑)
けっこう難しいんです。
緊張もしてるんで、なかなかうまくいかなくて、、、
「どないやねん???」って、鼻の下だけが伸びたり??(笑)
よく分からずに、体に力が入って、腕が固まってしまったのでしょうね。
そのときに、点滴につながれている私の固くなって、冷たくなった手を
ふわっと温かい手が包み込んでくれました。
看護士さんです。
手術が終わるまで、ずっと、ずっと、包んでいてくれました(涙)
うまく言葉では表せないけど、あのときの安堵感は、すごかった!!
あれほど、しっくりと、思うとおりに自分の中に
入りこんでくれた安らぎは初めてと言っていいくらいかも知れない。
「それっ!!それっ!!それが欲しかったの~」って感じ。
かゆいところを、うまーくかいてもらった感じ。
助かった~本当に助かった~
そして、私も思ったのです。
その人、その状況、それらによって、形はかわるかも知れないけど、
いま、力になりたい目の前の人が一番求めている安らぎはなんだろう??
どうしてあげるのが、一番ベストなんだろう??
それをもっと考えていきたいな、、、と。
あの時、横になったままで緊張をした私には、多分、
100回の「頑張ってね」という言葉を耳元で言ってもらうよりも、
あの温かな手で、私の手を包み込んでくれたことが何よりも効果的だった。
大切なひとが一番必要としている安らぎはなんだろう。。。
そばにいるだけでいい。
とにかく話を聞いてほしい。
聞かせてほしい。
一人にしないでほしい。
または、一人にしておいてほしい。
温かい手で私の手を包み込んでほしい。
ギュッって抱きしめてほしい。
一人の食事は寂しいから、一緒に食べてほしい。
ただ、ただ、あなたの笑顔がほしい。
子供は大きくなったけど、たまには我が子と枕を並べて眠ってみたい。
帰ってきたときに、部屋に明かりが点いててほしい。
「おかえりー!!」って元気に迎えてほしい。
湯気のたつ温かい食卓がほしい。みんなで囲みたい。
何があるだろう、、、何があるだろう、、、
形あるプレゼントの1歩手前に、そんなことを見つめなおすことができました。
身近なひとから、、、その人の今!にピッタリの安らぎを探してみようと思っています。
いまから、同じような手術をむかえるかた、、、
本当に苦痛はありません、術後の痛みもありません。
投薬と、点眼を守って、安静にすれば、日にち薬で回復していきますよ。
安心してくださいね。
そばにいる看護士さんに、手を包んでいてもらえるなら、
それがいちばんリラックスして、よく効く、麻酔かもしれません。
安らぎのかたち、、、
いまのあなたにピッタリ当てはまるのは、どんなかたちをしていますか??
Naoko