こんにちは。





今日のタイトルに「折れる」といれたのは、




新聞を読んでいたときに、ふと、「心が折れる」という言葉が目に入ったからです。





そういえば、よく目にしたり、聞いたりするな、、、って思って。






心が、ポキッと音をたてて折れるように、




何かにダメージを受ける、くじける、挫折する、、、そういうニュアンスなのかな。。。




とても、とても、ダメージが大きい、、、そんな感じを受けます。






そして、もう一つ、「心が折れる」という言葉を使うのは、





譲歩的な意味で、話をまとめたりするプロセスで、その相手に折れる、相手よりになる、、、




というような使い方もあるようです。




しかし、後者の使い方は、今はあまり聞かないように思います。






自分自身、今日まで生きてきた道のりの途中で、





「心が折れる」という苦しいほうの状況は、幾度かありました。







でも、そのときはそういう言葉も知らず、





ただ、つらい、くるしい、悲しい、しんどい、傷ついた、





どん底だ、立ち直れない、諦める、ショック、、、





もう、やっていけない、もう、なにもかもいやだーーーーっ!!





って、多分そのような言葉でそのときの自分を表現してきたのかな。





だけど、それは言い換えると本当に「折れて」いたのかな。。。。





多分、、、私が自分で思うに、、、「折れて」はいない。





くにゃっと、





「しなった」のではないだろうか。






あるときは、ビュンッッとすばやく、




また、あるときは、じわじわとゆっくり、ゆっくりと、、、時間をかけて




心も回復していったのかな、、、とも思います。







以前、興味深い話を聞いたことがあります。





息子のお友達のお母さんが、いちばん末っ子ちゃんの女の子を抱っこして保育園に連れてきていました。




女の子は当時、1歳過ぎくらいだったかな。。。




小さな細い腕に、ギブスをして、腕を曲げているのです。




「えーーーーーっ!!○○ちゃん、骨折したん??」




と、こまったちゃん顔をして、聞く私に、そのお母さんは笑って




「そうやねん!!椅子から落ちて、、、」




またまた、こまったちゃん顔をしている私に、続けて




「でもな!!こんな小さい子の骨って、まだ柔らかくて、湿気た枝みたいな感じらしいわ。



だからな、ポキッッと折れずに、クニャッって、しなった感じになってるんやて!



そのぶん、またクニャッともとに戻るらしいわ~」




こまったちゃん顔の私も、




「へえぇぇぇ~~っ!!」と、びっくりしたのを覚えています。








もちろん、子供はこれからいっぱい栄養をとって、日光を浴びて、




がっちりした太い骨を形成していかなければなりません。




だから、いざ骨折となると、大きくボキッと折れて、くっつくにも時間がかかるのだけど。。。










でも、もし、「心が折れそう、折れる、折れた」と感じることに出会ったのならば、




ほんのちょっと、その小さな女の子の腕の話を思い出していただけたらな、、、と思います。





Naoko