お盆の花のお稽古は【高野槇】です。
主株、飛び留、半中立ちの形に生けました。
飛び留は基本の大きさより大きめにしています。
私の身長(165㎝)と同じくらいの高さの高野槇1本でつくりました。
木の上の方は涼やかに、下にいくにつれ豊かに生けます。
これは、子孫繁栄を表しているのだそうです。
【高野槇】という名前は真言宗の総本山である高野山(和歌山県)に
多く生えていることに由来しています。
また、高野山では霊木とされています。
高野山では初盆に帰る精霊を迎える用具として高野槙が供えられ、
お精霊(しょらい)さんは、高野槙の上に乗るとされているのだそうです。
これは、高野山の境内にある閻魔大王の像の横に座る
小野篁(おののたかむら)が境内の井戸に入り、
高野槙を伝ってあの世とこの世を行き来したという
伝説からきているのではないかということです。
普通の槇はマキ科の常緑高木ですが、高野槇はスギ科とされ、
世界中で一属一種しかないというとても珍しい樹木です。
槇は水や湿気に強く、長期にわたって変色しにくい上に、
腐りにくいという特性があります。
小野篁の伝説といい、高野槇の性質といい、
お盆に生けるにはピッタリですね。
【擬宝珠】読み方は「ギボウシュ」、「ギボシ」、「ギボウシ」。
つぼみが橋や寺社の欄干に取り付けられた
飾りに似ているからだそうです。
主株の花・3、葉・9。横姿の花・2、葉・5。
葉組が非常に難しかったです。
花言葉は「落ち着き」「沈静」「静かな人」。
花言葉の通りの佇まいです。

