なぜ延命を望まないのか
コメントや読者登録で問われることがあります。
「なぜ延命を選ばないのか」
末期癌、余命は三ヶ月から半年あるかないか、
という告知を受けた日。
怖さと不安と
あとはもうなにかよくわからない気持ちが
僕の頭の中を埋め尽くしていました。
生きたいと思いました。
死ぬのは怖いと思いました。
ではなぜ死ぬのが怖いのか。
僕は考え続けました。
消防の仕事が二度とできない辛さ。
それもあります。
でも何より、
大切な人たちと別れなければならないことが
僕には最も辛いように思えました。
それならば、
生きている間にできるだけ多くの人たちと
会って、そして、お別れの言葉を交わしたい。
延命治療で苦しみながらではなく
笑って、楽しく、接していたい。
それが僕の一番の望みです。
もちろんこれは「僕の」望みです。
家族や友人の中には
もっと僕に生きていてほしいと思う人も
いるでしょう。
ですが、僕が、彼らの意を汲み
自身の思いを曲げて延命に臨んだとして
苦しむ僕の姿に喜ぶでしょうか。
恐らく延命を勧めた彼ら自身も
ずっと苦しい心を抱え続けなければなりません。
本当にこれで良かったのか、と。
短い余生を選んだのは、僕自身です。
たとえそれが三ヶ月に満たず
一月二月であったとしても
僕がそれを望み、僕がそれを選んだのだから
誰も悔いることはなく、
僕は安心して旅立つことができるのです。
どんな治療法や薬を教えていただいても
僕は頑なに断ります。
あのとき無理にでも勧めていたら、と
思うかもしれませんが
断ったのは僕であって、悪いのは僕です。
誰も責任を感じる必要はありません。
僕は、僕自身がほんの少し長く生きられるかもしれないことより
僕の周りの人が、
僕のために重荷を背負わないことの方が
重要であると考えています。
そのためにも
最後までずっと笑っていたいのです。
晴海は満足して人生を全うしたのだと
誰もが認めてくれるように。
咳が止まらなくて苦しい日もあれば
痛みの激しい日も
血を吐く日だってあります。
運の悪い日にはミックス攻撃を食らいます。
それでも僕はできる限り笑って過ごしたい。
不気味かもしれないけど。
「なぜ延命を選ばないのか」
末期癌、余命は三ヶ月から半年あるかないか、
という告知を受けた日。
怖さと不安と
あとはもうなにかよくわからない気持ちが
僕の頭の中を埋め尽くしていました。
生きたいと思いました。
死ぬのは怖いと思いました。
ではなぜ死ぬのが怖いのか。
僕は考え続けました。
消防の仕事が二度とできない辛さ。
それもあります。
でも何より、
大切な人たちと別れなければならないことが
僕には最も辛いように思えました。
それならば、
生きている間にできるだけ多くの人たちと
会って、そして、お別れの言葉を交わしたい。
延命治療で苦しみながらではなく
笑って、楽しく、接していたい。
それが僕の一番の望みです。
もちろんこれは「僕の」望みです。
家族や友人の中には
もっと僕に生きていてほしいと思う人も
いるでしょう。
ですが、僕が、彼らの意を汲み
自身の思いを曲げて延命に臨んだとして
苦しむ僕の姿に喜ぶでしょうか。
恐らく延命を勧めた彼ら自身も
ずっと苦しい心を抱え続けなければなりません。
本当にこれで良かったのか、と。
短い余生を選んだのは、僕自身です。
たとえそれが三ヶ月に満たず
一月二月であったとしても
僕がそれを望み、僕がそれを選んだのだから
誰も悔いることはなく、
僕は安心して旅立つことができるのです。
どんな治療法や薬を教えていただいても
僕は頑なに断ります。
あのとき無理にでも勧めていたら、と
思うかもしれませんが
断ったのは僕であって、悪いのは僕です。
誰も責任を感じる必要はありません。
僕は、僕自身がほんの少し長く生きられるかもしれないことより
僕の周りの人が、
僕のために重荷を背負わないことの方が
重要であると考えています。
そのためにも
最後までずっと笑っていたいのです。
晴海は満足して人生を全うしたのだと
誰もが認めてくれるように。
咳が止まらなくて苦しい日もあれば
痛みの激しい日も
血を吐く日だってあります。
運の悪い日にはミックス攻撃を食らいます。
それでも僕はできる限り笑って過ごしたい。
不気味かもしれないけど。
再会
本当は少し前に既に再会していたのです。
ただ僕が気付いたのが今日であっただけで。
僕はまだお風呂に入れるほどには
体力がありません。
いつか、できれば姉の結婚式の前日くらいには
お風呂に入っておきたいものです。
そのときにはたぶん看護婦さんに
お手伝いをしてもらうことになると思いますけど。
今は、お湯につけて絞ったタオルで
ときどき体を拭く程度です。
でも結構気持ちよくて
よほど調子が悪くない限りは忘れません。
だいたい自分でできるのですが
あまり時間がかかると風邪を引いてしまうので
看護婦（看護士）さんが手伝ってくれることもあります。
そんな看護婦さんの一人が
僕の高校時代のクラスメイトだと
僕は気付きました。
これは、ちょっと、なんだか、恥ずかしいじゃないですか。
そういうわけで新しい目標ができました。
一人で手早く体を拭けるようになりたいです。
寝付いてしまいそうなんて言っていられません。
同姓同名、他人の空似なら、いいなと思いながら。
ただ僕が気付いたのが今日であっただけで。
僕はまだお風呂に入れるほどには
体力がありません。
いつか、できれば姉の結婚式の前日くらいには
お風呂に入っておきたいものです。
そのときにはたぶん看護婦さんに
お手伝いをしてもらうことになると思いますけど。
今は、お湯につけて絞ったタオルで
ときどき体を拭く程度です。
でも結構気持ちよくて
よほど調子が悪くない限りは忘れません。
だいたい自分でできるのですが
あまり時間がかかると風邪を引いてしまうので
看護婦（看護士）さんが手伝ってくれることもあります。
そんな看護婦さんの一人が
僕の高校時代のクラスメイトだと
僕は気付きました。
これは、ちょっと、なんだか、恥ずかしいじゃないですか。
そういうわけで新しい目標ができました。
一人で手早く体を拭けるようになりたいです。
寝付いてしまいそうなんて言っていられません。
同姓同名、他人の空似なら、いいなと思いながら。
気力充電中
心配をおかけしてすみません。
そして、色々な形での応援をくださり
ありがとうございました。
読者登録やコメントで語りかけてくださるかたも
そっと読みに来てくださるかたも
本当に、ありがとうございます。
二日ぶりにＰＣを立ち上げました。
無理にブログを更新する必要はないと
僕だってそう思います。
でも何か目的を持って
体を起こす理由がなければ
起きる気力が無くなってしまいそうなので、
そういう面でも、ブログをやってよかったと思っています。
姉の結婚式まであと十日を切っているのです。
少しでも体力を取り戻して
明日に繋げないと。
焦ってはいけないのですが
どうしても嫌な感じに焦ってしまいます。
でも、目標があるって、
悪いことじゃありませんよね。
そして、色々な形での応援をくださり
ありがとうございました。
読者登録やコメントで語りかけてくださるかたも
そっと読みに来てくださるかたも
本当に、ありがとうございます。
二日ぶりにＰＣを立ち上げました。
無理にブログを更新する必要はないと
僕だってそう思います。
でも何か目的を持って
体を起こす理由がなければ
起きる気力が無くなってしまいそうなので、
そういう面でも、ブログをやってよかったと思っています。
姉の結婚式まであと十日を切っているのです。
少しでも体力を取り戻して
明日に繋げないと。
焦ってはいけないのですが
どうしても嫌な感じに焦ってしまいます。
でも、目標があるって、
悪いことじゃありませんよね。
案の定
ある程度は予想していましたが
昨日一日はしゃぎすぎたみたいで
今日は調子が良くありません。
携帯から更新してみます。
うまくいくといいな。
でもこれがうまくできてしまうと
起きてＰＣを触ろうという気力が薄れて
寝付いてしまいそうですね。
昨日一日はしゃぎすぎたみたいで
今日は調子が良くありません。
携帯から更新してみます。
うまくいくといいな。
でもこれがうまくできてしまうと
起きてＰＣを触ろうという気力が薄れて
寝付いてしまいそうですね。
晴れのち雨
今日は午前中は割りと晴れている感じがしたのに
午後からは雨が降ってきて
今、かなり強く降っています。
はっきりしないお天気のせいか
昨日ほどは人は来ませんでした。
それでも、たくさん来てくれたと
言ってと思います。
今日は昨日の疲れが少しあって
思い切りは話せなかったので
来てくれた人には悪かったなと思います。
次に来てくれたときには
もっとたくさん話をしましょう。
ね。
今日はこれから少し眠ります。
夜には大河ドラマの最終回を見て
その後、チャットがあります。
午後からは雨が降ってきて
今、かなり強く降っています。
はっきりしないお天気のせいか
昨日ほどは人は来ませんでした。
それでも、たくさん来てくれたと
言ってと思います。
今日は昨日の疲れが少しあって
思い切りは話せなかったので
来てくれた人には悪かったなと思います。
次に来てくれたときには
もっとたくさん話をしましょう。
ね。
今日はこれから少し眠ります。
夜には大河ドラマの最終回を見て
その後、チャットがあります。
また来るから
今日はたくさんの人が
僕に会いにきてくれました。
従兄弟、
叔父、
高校のときの友達、
中学校のときの友達。
入れ替わり立ち代り、
次々と人が来て、
僕の病室に誰もいない時間が
ほとんどなかったくらいです。
なるべく座って話がしたかったのですが
夕方頃には横にならせてもらいました。
おもしろいのは、たいていの人が
「また来るから」
と言って帰ることです。
事前に打ち合わせでもしたみたいに
みんながそう言うのです。
僕は少し笑ってしまいそうでした。
もちろんそれが
死ぬな
という意味なのは僕にだってわかります。
笑っている場合ではないのですが
それでも可笑しくて、笑ってしまいそうでした。
また来てください。
また会えるといいですね。
僕に会いにきてくれました。
従兄弟、
叔父、
高校のときの友達、
中学校のときの友達。
入れ替わり立ち代り、
次々と人が来て、
僕の病室に誰もいない時間が
ほとんどなかったくらいです。
なるべく座って話がしたかったのですが
夕方頃には横にならせてもらいました。
おもしろいのは、たいていの人が
「また来るから」
と言って帰ることです。
事前に打ち合わせでもしたみたいに
みんながそう言うのです。
僕は少し笑ってしまいそうでした。
もちろんそれが
死ぬな
という意味なのは僕にだってわかります。
笑っている場合ではないのですが
それでも可笑しくて、笑ってしまいそうでした。
また来てください。
また会えるといいですね。
夜更かしはいけませんね
土曜、日曜はお見舞いに来てくれる人が多くて、
嬉しいけどとても体力を使います。
よく眠っておかなければいけないのですが、
どうも目が冴えてしまって。
コメント、読者登録、ありがとうございます。
特に読者登録時のメッセージは
公開されず僕にダイレクトに届くので
色々と深いものが多く、心に響きます。
多くの人が僕のために奇跡を願ってくれています。
ありがとうございます。
僕の首を刎ねようとする死神の鎌の
その柄に多くの人が取りすがり
押さえてくれている光景が見えるような気がします。
奇跡は
めったに起こらないから奇跡なのであって
もし
それが僕の身に起こらなかったとしても、
祈りが足りなかったのでも不運だったのでも
なんでもありません。
僕がハズレのクジを引いた分、
他の誰かがアタリを引く確率が上がるわけで
それはそれで僕はとても嬉しいのです。
…やっぱり、夜遅いと文章がまとまりませんね。
素直に横になっておきます。
おやすみなさい。
また、明日。
嬉しいけどとても体力を使います。
よく眠っておかなければいけないのですが、
どうも目が冴えてしまって。
コメント、読者登録、ありがとうございます。
特に読者登録時のメッセージは
公開されず僕にダイレクトに届くので
色々と深いものが多く、心に響きます。
多くの人が僕のために奇跡を願ってくれています。
ありがとうございます。
僕の首を刎ねようとする死神の鎌の
その柄に多くの人が取りすがり
押さえてくれている光景が見えるような気がします。
奇跡は
めったに起こらないから奇跡なのであって
もし
それが僕の身に起こらなかったとしても、
祈りが足りなかったのでも不運だったのでも
なんでもありません。
僕がハズレのクジを引いた分、
他の誰かがアタリを引く確率が上がるわけで
それはそれで僕はとても嬉しいのです。
…やっぱり、夜遅いと文章がまとまりませんね。
素直に横になっておきます。
おやすみなさい。
また、明日。
父が来た
僕のいるホスピスは２４時間面会が可能です。
夜中にふと目を覚ますと
父と目が合ってびっくりしました。
父は会社を経営していてとても忙しく
僕が入院してから一度もお見舞いになんか
来たこともなくて
僕も別にそれをどう思うわけでもなく
来ないものなのだと思っていました。
小さい頃から父はいつも遠いところにいて
ゆっくりと話をした記憶が僕にはありません。
今もとても近くにいるのに
何を話せばいいのかお互いわからない。
父が言ったのは一言だけ。
「立派な葬式をしてやるから、心配するな」
僕が返したのも一言だけ。
「ありがとうございます」
ごめんなさいとか、そういう言葉が
必要なはずでした。
三人の姉の次に生まれた唯一の息子として
父の会社を継ぐこともせず
大学へは進学せず
勝手に消防士になり
挙句、こうして親よりも先に死のうとしている。
孝行は一つもできませんでした。
僕が今できるのは、感謝することだけ。
僕の人生を僕に選ばせてくれてありがとうございます。
進学を蹴ったときも職を選んだときも
あなたが何も言わなかったのは
黙って僕の我侭を聞いていてくれたのですね、
遠いところにいたのではなく。
もしもあのとき親の意向を汲んで
我慢して進学し、我慢して会社を継いでいたら
僕は今ほどには満足して死を迎えられなかったでしょう。
ありがとうございました。
夜中にふと目を覚ますと
父と目が合ってびっくりしました。
父は会社を経営していてとても忙しく
僕が入院してから一度もお見舞いになんか
来たこともなくて
僕も別にそれをどう思うわけでもなく
来ないものなのだと思っていました。
小さい頃から父はいつも遠いところにいて
ゆっくりと話をした記憶が僕にはありません。
今もとても近くにいるのに
何を話せばいいのかお互いわからない。
父が言ったのは一言だけ。
「立派な葬式をしてやるから、心配するな」
僕が返したのも一言だけ。
「ありがとうございます」
ごめんなさいとか、そういう言葉が
必要なはずでした。
三人の姉の次に生まれた唯一の息子として
父の会社を継ぐこともせず
大学へは進学せず
勝手に消防士になり
挙句、こうして親よりも先に死のうとしている。
孝行は一つもできませんでした。
僕が今できるのは、感謝することだけ。
僕の人生を僕に選ばせてくれてありがとうございます。
進学を蹴ったときも職を選んだときも
あなたが何も言わなかったのは
黙って僕の我侭を聞いていてくれたのですね、
遠いところにいたのではなく。
もしもあのとき親の意向を汲んで
我慢して進学し、我慢して会社を継いでいたら
僕は今ほどには満足して死を迎えられなかったでしょう。
ありがとうございました。
おはよう？
さっき起きました。
普段なら夜中にも早朝にも
何度も目が覚めてしまうのですが
昨日は久しぶりに深く眠りました。
新しいベッドは
とても寝心地がいいみたいです。
移動の疲れもあったのかもしれないけど
その疲れが原因で熱を出すとか
そういうことが無かったから
よっぽど気持ちよく眠ったのですね。
いつもコメントありがとうございます。
本当に、元気付けられています。
一人でいる寂しさも
随分と軽減してもらっています。
感謝しています。
全部の人にお返事を書きたい。
そう思っても、
どうしても長く起きているのは辛いのです。
忙しくて時間がないのではなく
むしろ何もせず横になっている時間のほうが多いのに
申し訳ないなと思います。
コメントの返せない日もあるかもしれませんが
ご了承いただけたらと思います。
「一旦区切ります」と途中までになってしまう日も
あるかもしれませんが
ご了承いただけたらと思います。
コメントいただけること自体は
すごく嬉しくて、
アメブロからのコメント内容のお知らせを
携帯に飛ばして
起きている限りはリアルタイムで見ています。
本当に、ありがとうございます。
普段なら夜中にも早朝にも
何度も目が覚めてしまうのですが
昨日は久しぶりに深く眠りました。
新しいベッドは
とても寝心地がいいみたいです。
移動の疲れもあったのかもしれないけど
その疲れが原因で熱を出すとか
そういうことが無かったから
よっぽど気持ちよく眠ったのですね。
いつもコメントありがとうございます。
本当に、元気付けられています。
一人でいる寂しさも
随分と軽減してもらっています。
感謝しています。
全部の人にお返事を書きたい。
そう思っても、
どうしても長く起きているのは辛いのです。
忙しくて時間がないのではなく
むしろ何もせず横になっている時間のほうが多いのに
申し訳ないなと思います。
コメントの返せない日もあるかもしれませんが
ご了承いただけたらと思います。
「一旦区切ります」と途中までになってしまう日も
あるかもしれませんが
ご了承いただけたらと思います。
コメントいただけること自体は
すごく嬉しくて、
アメブロからのコメント内容のお知らせを
携帯に飛ばして
起きている限りはリアルタイムで見ています。
本当に、ありがとうございます。