それでも、一向に、酔っていない私・・・・・・









まずいな!!!


一応、水のがぶ飲み。。。。

吐く努力・・・・・などをしましたが。無駄!






寝室に行って主人を起こしました。

「ごめんね。。。。起きて・・・・・

薬飲んじゃった・・・・・(わざと飲んでるくせにね)」




主人は、起きる気配はありません。




さぁ~~~困った。

タクシーなんて来ないし、救急車なんて恥ずかしいし。。。。。。







とりあえず。。。。。着替えました~

髪もとかし、コップやボトルを片付け。。。。。。。。







だってさ。。。。突然、意識が無くなって・・・・

無様なカッコで朝。“発見”ってのは、ど~~~してもイヤだった





1時間経っても、体調の変化はありませんでした。






う~~~~ん。だったら・・・・・ベッドで死んでた方が“キレイ”かな~~~~


と思い、主人の横へ入りました。




眠るのも、麻酔も同じ感覚でした。

寝たまま起きることが無いだけが“死”との違いだと聞いたことがあります。




太陽が見れたら、生きなおそう~~~~~と思っていました。





夢の中の主人に話しかけました・・・・

「私さ。。。。このまま死んじゃうかもよ。

でもさ・・・・・主人さんには、ど~でも良いことよね。

もしさ・・・・・もう一度、あったら離婚しようね。

私は、子どもも要らない。

養子も要らない。

主人さんも要らない・・・・・

私を必要としない人とは、一緒にはいられない。


ここまで言っても、聞いてないんだもんね~」




「ど~~~したの?夢でも見た?」目を開けないまま主人がしゃべりました。


「びっくりした~~~~。起きてたの?」

「どーしたの?」

「グリコラン飲んじゃった」

「いつ?」

「2時間くらい前から少しずつ」

「どれくらい?」

「2シート」

「そう・・・・病院行く?」主人の眼はまだあきません。

「う~~~ん。どっちでも、良いよ。

葬式代は、私の貯金を使って。お墓は実家に返して」


「病院に送っていくよ・・・・支度して」

“送っていく”・・・・・どこまで行っても『他人』なのよ・・・・・




ど~~~でも、良いよ!!! は、ますます、腹を決めました。




主人が動いたのはその1時間後。。。。。。




何が幸いしたのかは、今でもわかりません・・・・・

しかし、その後Dr.の話で理解したのは。。。。。やはり
『死んでいた』はずと言うこと。





救急病院では、状況だけで私は既に、意識がないと思ったのか????

単純に、『自殺』なんて助けたくなかったのか?????

Dr.は本当に冷たく乱暴だった。

「もう、3時間経過しているなら、胃の洗浄しても無駄とハッキリ言いました。

刺された、注射は尋常でなく痛く、指先が痙攣しました・・・・が!!

「生きてるから痛いんだよ!!」
吐き捨てられました

その腕の内出血と痛みは1週間以上も残ったほどです。


生きなおすにも利き腕を麻痺されては、かなわない!と思ったのを覚えています。





処置の間、主人は廊下で寝てました・・・・・付き添うこともなく。



やっぱりな~ と

惨めなもんだな~~~
 と複雑な思いがありました。





つづく。。。。