ヤブちゃんの所に行かなくなったのが、30歳くらいだったと思う。

その後、いろいろと医者を探したけど。。。。

『子宮内膜増殖症』を『子宮内膜症』と
同じだと言いきる医者だったり(3名ほどいました)

「大丈夫。大丈夫」としか言わない医者だったりと、なかなか良い医者に出会えなかった。


33歳になる頃、やっとまともな医者に巡り合った。

はじめての女医さんだったけど、優秀なお医者さんだった。

一発で『子宮内膜増殖症』を理解し、詳細を説明してくれたはじめての医者だった。

不思議な事に、この女医さんはヤブちゃんを知っていた。



その経緯を聞き、女医さんは「おかしいわね~~~~」としきりと言っていた。

ヤブちゃんは、東京の医大でも教えているくらいの“名医”らしい。。。。。(だから、あんなに傲慢だったのか!?)



さらに、女医さんは私が受けた説明を不思議がった。

まず「不正出血があった場合は、『子宮体がん』の検査義務が医者にはある」

あくまでも患者の了解のもとでなければ、勝手な検査は出来ないらしい。

ただし、『子宮体がん』の発見は“不正出血”からが多いので命にかかわる病気なので、ほとんどの患者さんは了解するらしい・・・・





次に「子宮内膜を除去し、綺麗に掃除しておく必要がある」は、

『子宮内膜』に確実な“異常”がある場合は行う必要があるけど、『無麻酔』で行う事はあり得ない!という。。。。

“感染症”の心配もあるし、痛みに対する患者のストレスはすさまじく、全身麻酔による手術で行うものだとか。。。。


表面を少しこする程度の事しかできないと言うのだ・・・・

女医さんは学生の時実習で“一掻きだけ”実習台になったという。「その一掻きだけでもすさまじく痛かった」と言って、ヤブちゃんは惨い!!って話になった。




最後の「この時の内膜を『組織診』に出し、最終的な結果が分かる」

手術後に除去した物を『組織診』に出すそうです。

通常の検査は『細胞診』でそこで異常があった場合は、次の対応を問うと言う・・・・・




ヤブちゃん・・・・やっぱ、でたらめじゃん!!!

私は、
オーバーでなく本気で内診台の上で“死”を覚悟したわよ。

それくらい、とんでもない痛さだった・・・・・


後に、定期的に『細胞診』をやる私だけど。。。。。ヤブちゃんほど長くやったことは一度もないし。

あれほど、痛みが続いたこともなかった・・・・・・






結局、この女医さんは、単純型子宮内膜増殖症(構造異型も細胞異型もない)なら、薬で大丈夫!!と判断した。


この病院へは、35歳まで通った。。。。。





そのころ、仕事は集大成を迎え、私は全国規模で活動する事になった。

薬を飲まなくとも、順調に生理が来るようになったのと、忙しさにかまけて通院を止めたまま結婚した。