2017/02/20 21:40

さいたまスーパーアリーナ

A3ブロック

この日、この場所で、私の5年3ヶ月31日に及ぶ乃木坂46ヲタ生活に幕を降ろしました

この日、24歳の誕生日と共に乃木坂46卒業、芸能界を引退した橋本奈々未さん

彼女との出会いは、ヲタクをやや蔑んで見ていた僕の価値観を一変させてくれました

 

約1年前に乃木坂46を卒業した永島聖羅さんが僕にアイドルを応援する事の楽しさを教えてくれたとしたら、橋本奈々未さんはアイドルとはこうやって成長するものだ、というものを見せてもらったような気がします

 

デビュー当初、初めて会った彼女は大よそアイドルとは対極の位置に居た気がします

こんな子がアイドルとしてやっていけるものだろうか?と思っていました

当時の女子アイドルグループというとAKBを筆頭に「グループ内の仲は決して良く無い」というのが定番化していた時期でした

なので、彼女はグループに馴染めずに終わってしまうんじゃないだろうか?とも思っていました

 

しかし彼女は1stシングルが発売される頃には「アイドルとして頑張る」という姿勢に変わり、多分苦手だろうと思われる事にも、積極的に答えるようになっていました

握手会でもアイドルらしく振舞おうとしてた部分がチラホラ見えていました

 

でも、やっぱりそれは無理をしていた状態でそんな彼女が自然体でファンに触れ合うまでに1年以上の月日が必要だった気がします

その頃には「今の橋本の握手対応はよく分からん」と言われる事が多くなりました

 

ただ、初期から応援してる僕らには寧ろその時の方が肩に力が入って無いいい握手会でした

その自然体が周りから認められるまでに少し時間がかかりましたね

その辺からファンには「少し斜め上から物を見てる」ように扱われるようになりました

でも実はそうじゃなくて、普通の人が「まぁこういうもんだよね」と受け入れてしまうような事にも疑問をちゃんと持てる、そういう感性だったんですよね

そういうところが、ずっと握手会で会っていても飽き無いところでした

 

王道で1度も選抜から外れることなく、常に第一線で乃木坂を引っ張ってきた奈々未さん

乃木坂では常にアンダーで、いつも苦悩しながらそれでも必死に前を向いて進んできた聖羅さん

この2人をずっと見てきたからこそ、より深く乃木坂46を知ることが出来たと感謝しています

 

ずっと選抜で脚光を浴び続ける事の大変さ

ずっとアンダーでもがき方が分からなくなる大変さ

 

本当に僕なんかでは何もしてあげられない、ただ見守ることしか出来ない厳しい世界

それでも彼女達は常に笑顔で、ファンに楽しさを提供し続けました

本当に尊敬します

 

この1年に2人の卒業をしっかり見たわけですが(まいまいの卒業も見届けましたが、あれはかなり客観的に見ました)、2つのLIVEはそれぞれのキャラクターが出た、どちらも本当にいいLIVEでした

 

乃木坂46「5th YEAR BIRTHDAY LIVE」 橋本奈々未卒業コンサート
セットリスト

01. サヨナラの意味
02. 気づいたら片想い
03. ガールズルール
04. バレッタ
05. 制服のマネキン
06. 会いたかったかもしれない
07. 偶然を言い訳にして
08. せっかちなかたつむり
09. 指望遠鏡
10. 13日の金曜日
11. でこぴん
12. 世界で一番 孤独なLover
13. やさしさとは
14. ダンケシェーン
15. 僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
16. Tender days
17. 革命の馬
18. ボーダー
19. 制服を脱いでサヨナラを…
20. ポピパッパパー
21. 遥かなるブータン
22. 太陽に口説かれて
23. シークレットグラフィティー
24. あの教室
25. ハウス!
26. ロマンスのスタート
27. 転がった鐘を鳴らせ!
28. ここにいる理由
29. 君は僕と会わない方がよかったのかな
30. 自由の彼方
31. 生まれたままで
32. 孤独兄弟
33. 魚たちのLOVE SONG
34. Threefold choice
35. ロマンティックいか焼き
36. そんなバカな…
37. 孤独な青空
<アンコール>
38. ないものねだり
39. サヨナラの意味

僕が見たかった楽曲のほとんどを見る事が出来ました
会場全部、上から下まで駆け回るのも、彼女らしいなと思いました
「今日は泣くつもり無かったのに」と言いながら大粒の涙を流し、泣き顔を「私ブスだね」と言い放つのが本当に彼女らしかった
 

アンコールの時のサヨナラの意味中に流れた、メンバーのななみんへのコメントも彼女がこのグループ内で本当に愛されてたんだなぁと感じるものでした

 

永島聖羅さんの卒業と違い、橋本奈々未さんはもう一般人です

僕なんかが応援できるフィールドにもう居ません

 

でも、勝手に彼女の幸せを思って行こうとは思ってます

家にあるグッズをたまに見ては「どうしてるかな」って物思いにふける位は許してください

 

これからの彼女にも多幸があるように

 

最後に本当に生意気でどうしようもない僕なんかを構ってくれた乃木坂46のファンの皆さん、本当にありがとうございました

皆さんのおかげで本当に楽しく濃い乃木ヲタ生活を出来ました

今後はほとんど会場に行かなくなると思いますが、もし何か僕なんかの力が必要でしたら、声をかけてください

 

それでは

皆さん、サヨナラ!