比較的入手しやすいと思われる「講談社 手塚治虫文庫全集」で紹介していきます。

今さらの『鉄腕アトム』講談社 手塚治虫文庫全集(1)

第1巻目。
講談社 手塚治虫文庫全集(1)(2009年10月9日 第1刷)

冒頭に、「少年」本誌、付録、単行本のカラーの表紙が紹介されています。
TVアニメスタート時の手塚治虫の写真も掲載されています。

(講談社 豪華愛蔵版などでは「アトム誕生の巻」があります。)

アトム大使の巻:昭和26年4月号~27年3月号「少年」
 宇宙を漂流してきた、第二の地球人との物語。

 手塚治虫漫画全集 第1巻と同じですが、物語の冒頭に一枚ものの表紙が

追加されています。

 2ページの手塚治虫氏(?)の前説が入っています。
 講談社 豪華愛蔵版とはかなり異なっています。
 連載版をそのまま収録した雰囲気があります。
 各回の見出し枠もそのまま掲載されています。
 放浪地球人が地球に降り立って、引力のために腹ばいになって歩くさまが

描写されています。
 タマちゃんがサーカスの一員になるエピソードも少し異なっています。
 ・・・

 その他
 光文社文庫(1)
 講談社 豪華愛蔵版(1)

気体人間の巻:昭和27年4月号~10月号
 アトムの父母ロボットが作られます。
 人間に寄生して人間を操る気体人間の物語。

 手塚治虫漫画全集 第1巻と同じです、物語の冒頭に一枚ものの表紙が

追加されています。

 その他
 光文社文庫(1)
 講談社漫画文庫(1)
 講談社 豪華愛蔵版(1)

フランケンシュタインの巻:昭和27年11月号~昭和28年4月号
 ロボット フランケンシュタインの物語。

  豪華愛蔵版と同じです。物語の冒頭に一枚ものの表紙が追加されています。

 その他
 光文社文庫(1)
 講談社漫画文庫(1)

赤いネコの巻:昭和28年5月号~11月号
 武蔵野の原野を守ろうとする、赤いネコの怪人の物語。
 国木田独歩の『武蔵野』が紹介されています。
 路上でメンコをする場面があります。

 物語のトビラに赤いネコとイヌのカットが入っています。

 手塚治虫漫画全集 第1巻とくらべて、冒頭、手塚氏とヒゲオヤジとの会話が

追加されています。

 その他
 光文社文庫(1)
 講談社 豪華愛蔵版(1)
 ほるぷ版手塚治虫選集『鉄腕アトム』

海蛇島の巻:原題 アトム赤道をゆくの巻:昭和28年8月号
 海岸に流れ着いた多数のビンの中に手紙が入っていた。・・・

 物語のトビラにぐにゅぐにゅしたものの絵が入っています。

 豪華愛蔵版と同じです。

 その他
 光文社文庫(1)

火星探検の巻:原題 空飛ぶ摩天楼の巻・火星隊長の巻
  昭和28年12月号~昭和29年5月号
 人の大きさほどのヒトデのような生物がいた。・・・

 物語のトビラにはアトムが紹介のポーズをしています。

 豪華愛蔵版と同じです。

 その他
 光文社文庫(1)

コバルトの巻:昭和29年6月号~9月号
 アトムの弟、コバルト誕生。
 海底に水爆が落下した。・・・

 物語のトビラにはアトムが後ろ向きで腕をムの字のポーズをしています。

 豪華愛蔵版と同じです。

 その他
 光文社文庫(1)
 手塚治虫漫画全集(1)

ZZZ総統の巻:昭和29年9月号~12月号「少年」連載
 冒頭、手塚氏とアトムの会話の場面があります。
 人の正気を失わさせるガスを使うZZZ総統・・・

 物語のトビラにはZZZ総統がステッキを持って立っています。

 豪華愛蔵版と同じです。

電光人間の巻:昭和30年1月号「少年」付録
 冒頭、石ノ森章太郎とのエピソードがあります。
 「電光」と名づけられた、透明のロボットが・・・

 物語のトビラにはアトムが右手での紹介のポーズをしています。

 豪華愛蔵版2と同じです。

 その他
 ほるぷ版手塚治虫選集