またもや個人史から俳優を語ることになる。
ジェーム・スディーンに関して、父親の勧めで観たのが初めてであった。
父とジミーは全くの同い年であり、父は彼の第三作目準主演の
『ジャイアント 1955』 を石巻テアトル東宝で鑑賞したのであった。
父は封切を映画館で、私と姉はテレビ(日曜洋画劇場か水曜ロードショー)
での鑑賞であり、父からは絶対お勧めの映画であった。
主役の正統派美男子ロック・ハドソンよりもその存在感は際立ち、
前編までの成り上がりの過程までは、ジェット・リンク(J・ディーン)の
味方をしてしまう程、彼は主役を食っていた。
小説のジェット・リンクは大柄で鈍重なイメージがあるそうだが、
ジェームス・ディーンが演じると、また別な繊細なジェット・リンク
が出来上がった。
ミスマッチとも言える出来栄えに成ってしまった。
ジミーとエリザベス・テーラー
恋愛感情とは別に、エリザベス・テーラーはジミーが好きに
なったような写真である。
『理由なき反抗 1955』 撮影合間ののナタリー・ウッドとジミー
ナタリー・ウッドも惚れかけているのではないか?
ジェームス・ディーンの魅力が為せる技である。
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