軽度知的障害を持つ、高一長女は、新しい事を始めるのが少し苦手。

大丈夫な事もあるし、てんでダメな分野もある。

その事を理解して、待てるまで長年かかった。

長女が最近、運動したがってて、ちょっと痩せたそうにしているように見えたから喜ぶと思って、

『一緒にたけまりダンスをやろう♡』

って言って、YouTubeを付けたのね。

何故か末っ娘なっちゃんが乗り気でポジション取り始めたんだけど、長女はというと固まった。

これだけ長女のお母さんをやっているとわかる。

絶対に興味はあるはず。

だけど、やらないの。

なっちゃんが先にやり始めちゃった事もあるだろうし、出来るかどうか不安だったんだろうし、家族に見られるのも恥ずかし怖かったんだろう。

色んな感情がぶつかって、"やらない"事を選んでいる。

でも、興味があるから、じっと観察しているんだよな。

きっと、ダンスやセリフを暗記してしている位に観察してる笑

それは、病後の4歳の頃からずっと同じ。

小さい頃は、こういう遊びも、習い事も、どうにか参加させたくて、悩みながら試行錯誤して、頑張ってた。

今日も2回位誘ったけど、なんだかやっと腑に落ちて、『あぁ、この子は出来ないんじゃないし、やりたくないんじゃなくて、観察して様子を見ているんだな。そのうち、やりたくなったらやるだろうな。』と思った。

この観察している目や心は、参加してるのと同じかも知れないな…と思えた。

もう長女の後遺症とは１０年の付き合いだけど、初めて気付いたり、受け入れられたりする事もある。

それでいいんだよね。

1個ずつ。1歩ずつ。

それは、障害があってもなくても、子育てってそういう事だよね。

☆出来ないんじゃなくて観察している～特別支援学級に通う長女～☆