続き。。
疲れてるせいか、こんなん出ましたけど
↓
力貸してくれるそうです。。
気をとりなおして。。
①から続きですが、
長文になってしまったかも。。
つまりはまとまりなくなってしまったので、
読み飛ばしてくださってかまいません。
三係の執行官には他に井口匡一郎パイセンwがいます。
美にこだわるナルシストらしいことはわかりましたが、この方のバックグラウンドがわからないままだったので、個人的にはそこが残念
だってめちゃくちゃオイシイ役どころなんですよ。
緊迫したムードを一時緩和させる『ギャグ担当』『お笑い担当』のようで。
緩衝材のような井口パイセン。
最大級にピンチに立たされた九泉監視官を颯爽と助けに来るばかりか、
その直後にヒューマニストの一員に撃たれ、爆発を阻止するために自己を犠牲にして皆を助けるんですから。。
最後の言葉は「一度言ってみたい」と冒頭で言っていた嘉納監視官のカッコイイ台詞だったのも泣かせます。
「楽勝を通り越してむしろ退屈だったよ・・・」
美意識高く、誇りも高く、でも心優しい井口執行官・・・。
背景もちょっと知りたかったなあ。
もう一人は海好き、サーフィン好きの相田康生執行官。
この人は序盤から、服装からして崩しててラフを地でいってるので(ネクタイを緩めてたり外してたり)なんかそういう自由人的な・・・自然を愛する派的な印象がありました。
ちょっと派手な感じもしましたが、バラバラ死体発見時に蘭具執行官の良いところを素直に褒めちゃうあたり、悪ぶってるけど実はいい子なんじゃないかと思わせます。
この人が自分で言う「生まれながらの潜在犯」てどういうことなんだろうかと考えてみましたが、両親がどうだったのかとか、どんな環境での出生だったのかとか、想像が想像を呼び、これもまた相田くんの半生だけでもスピンオフになり得るんじゃ・・と期待しちゃいます。
蘭具くんによくちょっかいを出して、半分本気で喰ってかかられたりしちゃうんだけど、そんな蘭具くんと最後は九泉監視官を庇って撃たれ倒れるところはもう涙、涙でした。
海・・行かせてあげたかったなあ。
まだ語ってない人いた!
嘉納火炉監視官。
同じ監視官だけど、九泉とは対極にいるよう。
序盤では『叩き上げ』タイプの監視官なんているんだあ!と思わせられていましたが。
自身が執行官上がりなだけあって、監視官・執行官の垣根を越えたような思いやりある仲間思いの嘉納監視官・・・と思っていましたよ。まんまと。
でも、あながちウソで塗り固められていたばかりではないんだな、とも思います。
だって、ストーリーも急展開を迎えて以降、
嘉納監視官は、大城に「オレを殺せるか?」と聞いたりそのさらにあとは「オレを殺してくれ」と言ったりします。
あれはわずかながらの迷いが言わせた本音だよね?
うん。。そうだよ。
裏切り者の実はヒューマニスト・・・、
正確にはシビュラの壮大な実験計画の一部であった嘉納火炉。
最後の最後には嘉納すらも呆然とする事実が待ち受けているのだけれども。
極悪非道に仲間を裏切ることを平然と成していたわけではないよね。
目白分析官を撃って以降は、自身の罪が表に出ないかを悩んでいるのではなく、ここまで来てしまった計画、もう後戻りはできないところまで動き出しているということから目を逸らせなくなり、これから明らかにこの三係の仲間を失っていくであろう事実が眼前に迫っていることへの苦渋・・・を表していたのかなと思うのです。
*甘いかな?わたし
休憩、、、
今日のランチでした。。
目白さんが撃たれた、倒れた・・という一報にいきり立つメンバーたち。
怒りも相まって、どんどんヒューマニストの計画阻止に躍起になる仲間。。
あの九泉でさえも「もう裏切り者なんてどうでもいい!」
「これ以上被害者を出すことはできない!」と叫びます。
*ここの場面は大好きです・・・。
九泉は井口執行官を失った時には、ただただ茫然自失で言葉もなかった。
(当然自分の失態が絡んでいるのだから仕方はないのですが)
→だって素手でいきなり妖しい形状のブツに触っちゃうんですから
それが、目白分析官が凶弾に倒れた今、これまでのクールでスタイリッシュで、シビュラ的思考をしていた九泉は消え、仲間を鼓舞する熱い監視官へと変貌しているじゃないですか。
蘭具も大城も相田もそんな九泉に目を見張り、とまどいつつも賛同し、三係一丸となるカタチが出来上がります。
これは観ている側も熱くなるし、このように変わった九泉が今後どうなって行くのか俄然期待するわけです。
そんな仲間たちの横で最初は頭を抱えている嘉納。。
大城が最初にそんな嘉納をおかしいと気づき、少し戸惑いの表情を見せましたね。
何事もなかったように思いなおして行動をともにしだしますが、どことなく余所余所しく
活気がない嘉納の言動・・。
和田琢磨さん、ここの場面は本音と建前と混同している状態の嘉納を表現しなければならず、とても難しかったのでは・・と思います。
私はこの時の嘉納が、何の後悔も痛みもなく目白分析官を倒して、悲しんでいるふりをしていただけの人物には思えないのです。
「人工監視官育成計画」
そこに組み込まれたパーツであるということを、その先の真意をどこまで知っていたか嘉納。。
九泉晴人と対極にいるような嘉納火炉ですが
実は嘉納は「人工監視官育成計画」という実験プログラムの一部、犯罪係数を改ざんされて監視官に成りあがった者で。
シビュラの作り上げた『ユートピアのようなディストピア』を壊したくて、テロ組織ヒューマニストを信じ込ませて利用した(と思っている)わけですよね。
最後の最後にさらなるどんでん返し(絶望・・)がくるのですが。
九泉をずっと主役と思って観てきましたが、大阪千穐楽ライビュをガッツリと観て、さらにここにきて感想をひねり出していると(まさにリアタイじゃないからこの表現ぴったりなん)、
九泉晴人が「哲学的ゾンビ」であるということ、
その事実を知った時の彼の慟哭・・・・(もう本当に苦しくてこちらもかなりの切迫感)、
しかし九泉がたどり着いた結果は、ずっと無意識のうちに苦しんできた『母を殺してまでエリートコースに乗り続ける男』が造られたものであったということからの解放
よって、嘉納から差し出された手を受け入れることはなく対峙することを選ぶから、やはり主役らしさは万端なんですけど、
嘉納火炉が理想としていた「人間らしさ」にも惹かれるじゃないですか。
嘉納は嘉納なりに人間らしく生きたいと願っていた。
嘉納火炉のキャラクターって、凄いな、いいな、と(酷いけど)思う部分も大きいんです。
キャラクターとして、一見情があるしめちゃくちゃ優しそう、思いやりがありそうだし。
これはキャスト和田さんの魅力も大きいのでしょうね。
かなり主役と同等感のあるキャラクターに感じました。
これはどういう手法かはわからないけど、嘉納のスピンオフもありじゃないですか?
大阪の大千穐楽ライビュで、目の当たりにした「涙でぐちゃぐちゃ」の嘉納。。
びっくりしました。。。。
はい。
ここで再度登場させなければなるまい、九泉晴人
・・・・の、中の人 笑
鈴木拡樹氏。
九泉の演じ分けが素晴らしいの一言。。
前半はクールでスタイリッシュなエリート色満載の言動。
一見無機質な表情もして執行官を見下した態度。
しかしながら随所でみせる、チームメンバーの(人間らしい)言動に戸惑いを隠せない九泉。
そして、仮想の母との対話で(たぶんまだ現在より若い想定だと思われる新鮮味)、
母:「晴人・・潜在犯は人間じゃないの?」
軽くうーんと考えて(ほんの一瞬です)ていねいにわかりやすい言葉で返す。
晴人:「犯罪を犯す可能性があるなら、そうかもしれない。」
母:「あなたはそれでいいの・・?」
晴人:「何を言ってるの?母さん・・母さん?」
このやりとりの場面では何歳も九泉が若く見えるのです。
どことなくまだあどけなく。
社会人前か成り立てのようです。
鈴木氏お見事・・・・。
三係で虚勢を張っているかのような九泉とは全然違う。
そうなんです。
三係の九泉監視官は、「そうあるべき姿」を懸命に本来違う人物が演じているかのよう。
いろんな箇所でチグハグさが見え隠れするし、たまに井口パイセンのギャグで本気で笑ったり、笑うのをこらえてたりする姿すら、あれは本来抑えられている「人間らしい」もともとの九泉なんじゃないかとすら思わせる。
注)いや!日替わりギャグの場面で、初日以外 鈴木/九泉さんは井口パイセンの言動から
時に吹き出したり笑いを堪えたり、実際笑っちゃったり・・あれらはあれで「素」を見ましたが
ストーリーが進むにつれ、そして嘉納と目白分析官の場面になって初めて九泉は「哲学的ゾンビ」であり、もともとは潜在犯であった人物を、(ロボトミー)のように記憶を移植して、人工的に監視官の過去を植え付け成立させた『造られた九泉監視官』だったということがわかってしまう。。
観ている側も・・なんとなくそんな気は途中からしていましたよね。。
そして予測するわけです。
このことをきっと、いつか九泉監視官は知ることになるはず。。
どうしよう・・・・。←あ・・正直、どれだけショックを受けるだろうって考えたのだけど。。
観客は、どうしようもこうしようもないわけで。
当然ですが。。
ヒューマニストの三島に全てを知らされ、呆然と・・そしてやってくる凄まじい慟哭。。
もう本当につらい・・。
鈴木氏、静かな佇むだけの演技も秀逸なんですけど、この慟哭させたら天下一品感はどうしたもんでしょうかね。。。
直に心に響いて涙が溢れちゃうんですけど・・・。
しかも
クライマックスの九泉・・。
嘉納と対峙している九泉の言葉で、本当の九泉が見えてきます。
(いえ、正確には本来の九泉は葬られているかもしれないけれど・・、哲学的ゾンビにされても九泉の人間らしさが抗って抗って確立された言葉のように聞こえました)
「潜在犯は犯罪者ではない!」←言い切った
「お前が裏切り者なら、死んでいった仲間たちの仇だ。俺をテロリストと一緒にするな!」
先述しましたがやはり、母を殺してまでエリートコースに乗る男ではなかったとわかって、やっと安らげる時がきたんですね。。
そうか、楽になったのか・・とやっとこちらも涙ながらに安心できましたのです。
あの場面も辛いけど、胸うたれました。
とうとう理解し合えなかった2人にも涙が出ます。
シビュラによる呪縛が解けても相容れない2人です。
解けるどころか、残酷な最終結末まで知らされますものね・・・。
向けあったドミネーターの音声が告げた
『来るべき未来のため貴重なサンプルデータを獲得する事が出来ました。九泉晴人監視官、嘉納火炉監視官、あなた方にとって人間らしさとは・・いったいなんだったのでしょうか』
ここまできた2人すら、シビュラには想定内のことだったのですね。
九泉と嘉納・・どちらが人間らしかったのか。。
鈴木氏の九泉晴人には、そう音声に告げられても嘉納ほどは動じる気配も表情もなかった。
そう見えました。
もう全てを受け入れた表情です。
嘉納を見つめるまなざしにはどこか動揺する彼を憐れむような気配も見えたかな・・。
↑
いえ、私が勝手に妄想でそう思いたいのかもしれません。
舞台「サイコパス」
本当に映画をみているような、濃厚なドラマを見ているような疾走感がありました。
何回観ても飽きなかったです。
毎回流れるように確実に上達しているアクション、バトルシーンの数々。
アンサンブルさんの結束もお見事でしたね
ヒューマニストの後藤田役の町井さんも本当に屈強な武闘派らしくて見応えありました。
ヒューマニストの方々が途中から「物販の宣伝」を出してきたのには吹き出しましたが。
人間らしいって何だろう?
では、人間の、私たちの幸せってなんだろう?
考える機会になりましたよね。
ライビュの特典映像も楽しかったですね
あの舞台裏のわちゃわちゃ感!
ちょっと投げCHUは 無理した感醸し出してたのが笑えました
やり終えたら恥ずかしそうでしたもんね! 笑
もっと各々について書き足したいところですが、いかんせん・・・・
私、観劇が大好きすぎてまだまだこのあと続いてしまってます
全部は無理かも。
キンキー・ブーツ・・・・
月の翳り星ひとつ・・・
週末には、久し振りの
劇団四季「ジーザス・クライスト・スーパースター」が待ってるんです
オペラ座の怪人と並んで大好きなジーザスなんですよ。
久々に四季観劇仲間とも会えます。
では・・・また
↑
これ
可愛い可愛い後輩ちゃんがくれました。。
「ほんの気持ちです」って。。
母の日の直前でした。
嬉しくてなかなか眠れないほどでした
ありがとう